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国語の合否を分けた一題

麻布中入試対策・国語の合否を分けた一題(2011年度)

2011年は、井上ひさしさんを追悼する意味なのか、
以前麻布中で出題された井上ひさしさんの作品が、ほとんどそのまま出題された。
扱われた場面もほとんど同じである。

従って2011年度に限っては、国語ではかなりの高得点が出ているのではないかと思われる。
言い換えれば、国語の力があまりなくても合格できた可能性が高いということである。

このような状況なので、合否を分けた一題を挙げろといわれても苦しいのだが、
強いて挙げるとすれば、問十三の(1)、(2)だろう。
この問題は、それぞれの場面で出てきた「蛍」と「エゾ蝉」の意味を問うもので、
暗示している内容を連想して答えさせる、麻布らしい問題である。

解くコツは、

蛍がいなくなった=祖父母のところで暮らすという希望を失った主人公の姿
普段の生活の場である山から下りてきて、
捕まりそうになっているエゾ蝉の状況=住み慣れた孤児院を出て
祖父母のところで暮らそうとしたが、失敗してしまった主人公の状況

という風に、象徴しているものと主人公のおかれた立場や心情の共通点を考えることである。

ただこの問題も、やや解答の方向性が重なっている部分があり、
「蛍」の問題でしっかり連想できれば、「エゾ蝉」のほうは、
解答しやすかったのではないかと思う。

このことからも、上述したように、
やはり麻布らしくない高得点の争いになったのではないかと予想される。

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