小学生の場合、親御様の役割が非常に大きくなります。
いろいろな話をしたり、自然に触れさせたり、刺激を与える
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その中で興味を持ったことを掘り下げる
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質問したり、疑問を持たせ、自分で考え、調べさせるように導く
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他の分野と結び付けて、興味の範囲をひろげる
子供の興味にそって、親御様は理解を深めたり、興味の範囲を広げたりするように導く必要があります。それにはある程度の知識が必要になってきます。
専門書よりも新書がいいでしょう。中でも読みやすい「ブルーバックス」がお勧めです。参考に2冊、動物と植物に関する書籍をあげておきます。
・ブルーバックス 「ゾウの鼻はなぜ長い 動物の不思議31」 著者: 加藤由子
・ブルーバックス 「これでナットク! 植物の謎植木屋さんも知らないたくましいその生き方 」
編者: 日本植物生理学会
麻布中学は生徒の自主性を育み、重視する校風の学校です。合格する秘訣も、いかに自主性を伸ばすかにかかっています。
あくまでも、子供の興味にそってゆく必要があります。強制したり、親御様がカリキュラムを組み、やらせることを決め、学力を引き上げるようなやり方では自主性は育ちません。
図鑑がいい、というと子供部屋に図鑑を買ってずらっと並べ、「さぁ、読め」と環境を親御様が整えてしまうケースを見ますが、これでは、子供が、自分で本を探し、どれがいいか判断し、見つけて借りてくる(買ってほしいと頼む)楽しさを奪ってしまいます。
結果的に、興味をなくすことにつながります。
この時期は好きなことを見つけ、知識や理解を深め、不思議に思い、自分で考え、自分で調べて理解する、という習慣を身につけるようにうまく導いてゆく、ことが重要です。