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国語の合否を分けた一題

雙葉中入試対策・国語の合否を分けた一題(2013年度)

求められている力

昨年度に引き続き、道徳色濃い素材文が出され、哲学的倫理観にどこまでついてこられるかが試されている感があります。具体的には、比喩表現を読み解くイメージ力、対比の視点による情報の整理力、一読して癖の強い文体(昨年は翻訳もの、今年は宮澤賢治)に粘り強く向かう根気強い精神力、また、基本的文法・語彙・文学知識、といった国語の基礎力を求める出題内容です。

出題分野の特色

扱われている素材のテーマは、例年と同じです。
いわく、「あたりまえのもの」として受け入れられていることがらを「再考」することで新しい視点の獲得を促すもの、もしくは(テグジュペリの『星の王子さま』の中の台詞ではないですが)「目に見えないもの」の大切さ、精神のみが感得する世界に目を向ける促しをもつものです。今年度もこの前者後者二つのテーマに見事にはまった出題でした。
個人的感想ですが、この「趣味」に私は雙葉のかつての韻文読解につながる伝統精神を感じます。(雙葉は数年前までは韻文を出題しており、近年その傾向を変えた経緯あり。)
受験勉強としての国語のチカラを求める傾向が強まったともいえる近年の同校の傾向の中にも、伝統精神として、いわゆる「お勉強」にとどまらない、豊かな情緒、多角的視点、イメージの喚起力を求める雙葉らしさがにじみでているように思われます。

難易度の変化

形式、分量に変化がありました。
例年大問2題出されていた読解問題(一題は文学的文章、一題は論説系文章)が今年は物語文一題のみとなり、全体の設問数が微減しました。
例年2題にまとまっていた語彙・文法知識系の設問が、今年は二~五に分配され、10年以上前に出題された自由作文(条件あり)が復活しています。
設問総数は微減していますが、読解の記述問題が微増しており、大問一の読解問題は決して易しくはないことから、全体としてはやや難化傾向にあった、といえそうです。

同じ偏差値群の他校レベルとの比較

偏差値レベルから見ても、決して国語の易しい学校ではありません。
本物の読書によって培われてきた骨太の読解力のあるお子さん向きといえます。
設問パターンも偏りはあるにせよ、多彩で、対策には時間を要する学校の一つだと言えます。特に、比喩に関する記述問題は、例年難度が高いのが特徴です。

今年度の合否を分けた一題 選択理由

今年度の入試で、合否を分けた一題を選択すると、一の問十一(2)ということになるでしょうか。
一の問十一は(1)と(3)があり、それぞれ連続してつながり、連動しているため、一つ間違うと、芋づる式に誤答となってしまう、非常に難度の高い問題だといえます。
もちろん、五の敬語知識を問う、自由記述(100字以内)も、部分点がある分、採点結果にばらつきが出て、まさに差のつく一問、ということになるのでしょうが、今回は、読解問題が大問一題ということもあり、難度がやや突出している問十一でどれだけ正答に近づけるか、が合否の鍵となったことは想像に難くありません。

では、解法と採点のポイントをご説明いたしましょう。

『国語の合否を分けた一題(2013年度)』 >> 1 2 3
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