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算数

雙葉中入試対策・算数の合格戦略の提案(5ページ目)

「記述型入試」に対する攻略法

記述型入試では、与えられる解答スペースの大きさがポイント。何をどれくらい書かなければならないかを判断する、ひとつの指針となります。雙葉中ではB4縦長用紙3枚に大問6題が配置されることがほとんどですから、大問1題につきB5サイズ弱の解答スペースが与えられます。

これは、鷗友学園女子中よりは狭く、桜蔭中や学習院女子中等科よりは広い、という大きさです。この雙葉中の解答スペースに見合った内容を記述できるように、答案作成力を養っていきます。

まず、答え以外に何も書けないというのは論外。さすがにそのレベルで雙葉中を志望する生徒はいないでしょう。もしいたら・・・担当者までご相談を。

また、「普段しっかりノートに式と計算を書いているから私は大丈夫」という甘い考えは捨ててもらいます。確かに雙葉中の解答スペースの冒頭には“式・計算・答え”という指示がなされていますが、式の羅列と計算過程を残すだけでは通用しません。

「私はこのように考えて答えを求めました」というアピール、つまり①解答方針を“言葉”や“図”を駆使して示す②方針を示してから答えを出すまでの過程を“式・計算・言葉・図”により説明し尽くす必要があります。

過去の雙葉中合格者において、この答案作成力は算数の得意不得意とは別問題のように感じます。算数が得意でも答案作成に入試直前まで手こずった生徒もいれば、算数が苦手でも答案上の表現力という点では勝っていた生徒もいます。これが、雙葉中の算数の怖さです。

「まずは書きたいことを全て書いてみる → 余計な部分を削ぎ落とす・回りくどい部分を別の表現に置き換える → 過不足なく説明し尽くした答案に仕上げる」という一連の答案作成練習を添削とセットで繰り返すことで、徐々に添削される部分が減っていきます。

また、難易度の高い問題が出た場合に備えて、部分点狙いの答案作成練習も事前に積んでもらいます。
雙葉中の先生に“見てもらう答案”ではなく、“読んでもらう答案”を一緒に作り上げていきましょう。

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