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理科の合否を分けた一題

暁星中入試対策・理科の合否を分けた一題(2016年度)

難易度分類

[1] 1 (1)①B ②B ③A ④A ⑤B ⑥A (2)①A ②A ③A
2 (1)①A ②C ③A ④A ⑤A ⑥A (2)①A ②B ③A
3 (1)B (2)B (3)B (4)B (5)B (6)A
4 (1)A (2)A (3)A (4)A (5)A (6)A (7)B
[2] (1)①A ②C ③A ④A ⑤A ⑥A (2)①A ②B ③A
[3] (1)B (2)B (3)B (4)B (5)B (6)A
[4] (1)A (2)A (3)A (4)A (5)A (6)A (7)B

A…易しい(暁星中合格を目指すなら確実に正解すべきレベル)
B…標準的(ややまぎわらしいが落とせないレベル、ここで差がつく問題)
C…難しい(受験者の大半ができないため差はつかない問題)

全般的分析

2016年度の暁星中学理科の問題は、1は地学分野からの出題、2は生物分野からの出題、3は化学分野からの出題、4は物理分野からの出題となっていました。
1と2の(1)は三択の全ての正誤の判断がつかなければ正解出来ない問題となっており、受験生にとっては辛い問題でした。普段からの正確な知識の習得が求められていました。

問題別寸評

[1]月、星、岩石、地震、気象に関する問題
(1)


A× 月の半径は地球の約4分の1で、約1700㎞です。
B〇 人が降り立ったのは月だけです。無人調査は火星、金星でも行われています。
C〇 正しいので覚えてください。


A× 水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つです。
B〇 正しいので覚えてください。
C× 火星の半径は地球の約半分で、約3400㎞です。

③A× 夏の大三角形は、はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルです。
B× ベテルギウスは赤色、シリウスは白色です。
C× 等級が低いほど明るい星です。


A× 凝灰岩は火山灰が固まった層です。
B〇 正しいので覚えてください。
C〇 正しいので覚えてください。


A〇 正しいので覚えてください。
B〇 正しいので覚えてください。
C× 粘性が強いマグマの場合に溶岩ドームはできます。


A〇 プレート型地震もあります。
B〇 マグニチュードは地震自体の規模を表しています。
C〇 正しいので覚えてください。

(2)

①A(湿度)
易しい問題です。
気象観測では百葉箱を想起してください。

②A(エ)
人間が最も気温を感じるのが地上から150cmだと覚えてください。

③A(地面からの照り返しを防ぐため)
学校にある百葉箱のある場所を確認してください。

[2]生物と地球温暖化に関する問題
(1)


A〇 正しいので覚えてください。
B〇 正しいので覚えてください。
C〇 正しいので覚えてください。


A× 「文で記録してはならない」という記述が常識から外れています。
B× 日光が直接当たるとまぶしくて正しく観察できません。
C× この場合、双眼実体顕微鏡は使いません。知らないはずなので判断できなくて構いません。


A〇 正しいので覚えてください。
B× 気孔は主に葉の裏にあります。ただし、茎にも存在します。
C〇 正しいので覚えてください。


A〇 正しいので覚えてください。
B× イルカは哺乳類なので肺で呼吸します。
C× 心臓が体に巡らせるのは血液です。腎臓が尿をつくります。


A× 「必ず」というフレーズはほぼ間違えています。例外を考えてください。
B× 肉食は食糧不足解消につながりません。
C〇 正しいので覚えてください。

(2)

①A(二酸化炭素)
易しい問題です。
温暖化の原因の主な物質は二酸化炭素です。

②B(卵が受精に成功する割合はほぼ一定だが、気温が上がるにつれて卵から生まれてくるメスの割合が減るので、徐々にメスが減り、絶滅するおそれがある)

表を正確に読み取ることが大切です。

③A(Xの部分は「Bが多い」となり、YとZの部分は「Cが多い」となります)

易しい問題なので、落とさないようにしてください。

[3]エネルギーと環境問題に関する問題
(1)

(ア、ウラン、イ、湯気)
アの原子力発電に使われる物質はウランで、易しい問題です。
イは水蒸気と答えた受験生もいたと思いますが、水蒸気は目に見えません。目に見える雲、霧、湯気は、水か氷です。

(2)

(36℃)
突然のカロリー計算は厳しかったかもしれません。
今の水、20℃で40gが20×40=800カロリーを持っていると考えます。
その800カロリーに640カロリーを加えるのでこの水40gが持つエネルギーは1440カロリーとなります。

よって、1440÷40=36℃となります。

(3)

(②空気、③水蒸気)
②は水に溶けていた空気が、温められることによって出てきた泡です。一般的に期待は温度が低いほど水に多く溶けることができます。
③は水が気体になった水蒸気です。

(4)

(ウ、エ)
水の沸点が下がるのは、圧力が低くなるときです。
高い山に登ると気圧が低くなります。また、ポンプを用いて人為的に気圧を低くすることもできます。
外気温は水の沸点とは関係ありません。
水に何かの物質が溶けると凝固点は下がり、沸点はあがるのが一般的です。

(5)

気体Xは酸素、気体Yは二酸化炭素です。
A× 肺静脈には酸素が豊富に含まれています。
B○ 基本的な知識なので、必ず覚えてください。
C× 酸素は空気の20%です。基本的な知識なので覚えてください。
D× 二酸化炭素が溶けた水溶液は炭酸水で酸性です。青色リトマス紙を赤色にします。
E○ 稀に出題される問題です。石灰水に二酸化炭素を吹き込むと、炭酸カルシウムが生成され、炭酸カルシウムは水に溶けにくいので白く濁って見えます。さらに二酸化炭素を吹き込み続けると、炭酸水素カルシウム水溶液となり、この水溶液は透明です。
F○ 基本的な知識なので、必ず覚えてください。

(6)

(ハイブリッドカー、燃料電池車)
社会などでも出題される問題なので、必ず覚えてください。

[4]ばね、滑車、浮力に関する問題
(1)

A(B6cm、C6cm、D3㎝)
ばねBに関してですが、絶対に120g+120g=240gかかっているとしてはいけません。あくまでも、120gしかかかっていないことを確かめてください。のびは6cmです。

ばねCには120gかかっています。のびは6cmです。その下のばねにも120gかかっていて、6cmのびています。

ばねDは120gを2本で支えているので60gかかっているので、のびは3㎝です。

(2)

A(10㎝)
ばねEには二つのおもりがつりさがっていますが、一つは水中にあります。
水中にある場合は、押しのけた液体の重さの分だけ浮力がもらえます。
この場合、重りの体積は40㎤なので、水を40㎤押しのけたことになります。
水40㎤の重さは40gなので、40gの浮力がもらえます。

したがって、おもり2つで240g、浮力が40gがもらえるので、ばねEには200gかかることになります。

120gで6cmのびるので、200gで10cmのびます。

(3)

A(F12cm、G6cm)
ばねFにはおもり2つぶんの重さ240gがかかるので12cmのびます。

ばねGにはおもり1つぶんの重さ120gがかかるので6cmのびます。

(4)

A(3㎝)
ばねHは120gを2本の糸で支えているので60gがかかり、3㎝のびます。

(5)

A(40g)
ばねJはおもり120gのうち3分の2(長さの比が1:2で、かかる重さの比は逆比になり、比例配分する)の80gがかかっています。
とすると、輪じくの大きな方の糸には120-80=40gかかっていることになり、おもりKも40gになります。

(6)

B(160g)
ばねLにはおもりMとその下のおもりの合計480gがかかっています。
120gで6cmのびるので、480gで24cmのびています。

とすると、合計で40cm伸びているので、下のばねは40cm-24cm=16cmのびていることになります。

6cmのびるのに120g必要なので、16cmのびるには320g必要になります。
したがって、下のおもりは320gになります。

おもりMは合計の480g-320g=160gになります。

(7)

B
合否を分けた一題で扱います。

合否を分けた一題

[4]ばね、滑車、浮力に関する問題
(7)

B(1.75倍)
ばねNはおもり120gのうち12分の7(長さの比が5:7で、かかる重さの比は逆比になり、比例配分する)の70gがかかっています。

とすると、輪じくの大きな方の糸には120g-70gで50gかかっていることになります。

液体に使っているおもりは120gなので、120g-50g=70gの浮力をもらっていることになります。

液体に使っているおもりの体積は40㎤なので、この液体は40㎤で70gの重さということになります。

したがって、1㎤あたりの重さは70÷40=1.75gとなります。
水は1㎤あたり1gのおもさなので、1.75倍ということになります。

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