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社会の合否を分けた一題

暁星中入試対策・社会の合否を分けた一題(2016年度)

難易度分類

A…易しい(暁星中合格を目指すなら確実に正解すべきレベル)
B…標準的(ややまぎわらしいが落とせないレベル、ここで差がつく問題)
C…難しい(受験者の大半ができないため差はつかない問題)

1 歴史
問1 知識 A
問2 知識 C
問3 知識 B
問4 知識 C
問5 知識 A
問6 知識 A
問7 知識 A
問8 知識 A
問9 知識 B(合否を分けた一題)
2 歴史
問1 (1)知識 A
(2)知識 B
(3)知識 A
問2 知識 A
問3 知識 A
問4 知識 B
問5 知識 A
3 地理
問1 ①知識 C
②知識 B
③知識 C
④知識 C
⑤知識 C
⑥知識 C
⑦知識 A
問2 ア知識 C
イ知識 B
ウ知識 B
エ知識 B
オ知識 C
カ知識 C
キ知識 C
ク知識 C
ケ知識 C
コ知識 B
問3 知識 C
問4 知識 C
問5 地図の読み取り C
問6 資料の読み取り B
問7 資料の読み取り C
問8 資料の読み取り C
4 公民
問1 [1]知識 B
[2]知識 C
[3]知識 A
[4]知識 C
[5]知識 B
[6]知識 A
[7]知識 C
問2 【あ】知識 A
【い】知識 A
【う】知識 B
問3 知識 B
問4 知識 B
問5 (A)資料の読み取り A
(B)資料の読み取り B
(C)資料の読み取り A

全般的分析

2016年度の暁星中の社会は例年通りと言えます。歴史が4割、地理4割、公民2割といった出題でした。暁星中学の社会は中学受験の通常の学習では太刀打ちできない問題が出題されます。特に地理に関しては、ほとんどの受験生が出来ない問題が多数出題されます。

社会の学習において大切なことは、勉強しすぎないことです。算数の偏差値が50なのに、社会の偏差値が70というのは四科の勉強として誤りです。

全ての科目の偏差値が70を超えていれば、社会に特別に力を入れても構いませんが、通常ではありえません。

どうしても、暁星の社会で良い点を取りたい場合は時事問題を掘り下げて学習するのが一番です。

問題別寸評

1 歴史
問1

知識A(イ)
易しい問題です。
稲荷山古墳は埼玉県にあります。

問2

知識C(ア)
天智天皇は滋賀県の近江宮で即位しています。
知らないはずです。
間違えて構いません。

問3

知識B(聖武天皇)
聖武天皇は有名ですが、このような問われ方になると分からなくなった受験生もいたと思います。

問4

知識C(藤原仲麻呂)
「恵美押勝」という人物名をここで初めて見た受験生がほとんどのはずです。出来なくていい問題です。

問5

知識A(藤原道長)
易しい問題です。
正答率は100%に近いはずです。

問6

知識A(院政)
易しい問題です。
白河上皇が始めたのは院政です。

問7

知識A(保元の乱)
易しい問題です。
1160年の平治の乱とセットで覚えておきましょう。

問8

知識A(後醍醐天皇)
易しい問題です。
後醍醐天皇の「建武の新政」は有名です。公家を重用し、武士を軽んじたため2年で終わってしまいます。

問9

知識B
合否を分けた一題で扱います。

2 歴史
問1

知識A(1)キ B(2)ア A(3)ウ
普通選挙法と治安維持法はセットで覚えておきましょう。
1925年時の内閣総理大臣は加藤高明です。これを機会に覚えましょう。

問2

知識A(エ)
易しい問題です。
シベリア出兵を寺内正毅内閣が行うと、米価が高騰すると考えた商人が米の流通を止めたことにより米騒動が起こります。

問3

知識B(ウ)
選択肢イかエで迷うところです。
よく勉強している受験生は民本主義は、主権が誰にあるのかを問題にしないということを知っているかもしれません。

問4

知識B(エ)
2016年度から国会議員の選挙権が満18歳以上になることの関連で学習しておきたいところです。

1889年の有権者の条件は直接国税15円以上を納める満25歳以上の男子で国民の1.1%でした。

1890年からは、有権者の条件は直接国税10円以上を納める満25歳以上の男子で国民の2.2%でした。

1919年からは、有権者の条件は直接国税3円以上を納める満25歳以上の男子で国民の5.5%でした。

1925年の普通選挙法では、有権者の条件は満25歳以上の男子となり、納税額は関係なくなりました。そして、国民の20.0%が有権者になりました。

1946年の男女普通選挙では国民の48.7%が有権者になりました。

問5

知識A(五・一五事件)
易しい問題です。

1932年5月15日に犬養毅首相が暗殺され、7年半にわたる政党政治が終わりをつげます。

3 地理

問1

①知識C(H)
知らないはずです。出来なくていい問題です。

②知識B(A)
明治産業遺産の学習で炭鉱として、出てきたか。
日本で唯一、石炭を採掘しているのは釧路市の釧路炭田です。

③知識C(G)
(ウ)が天然ガスであることが分かれば、もしかすると、新潟が思いついたかもしれません。現在、天然ガスは千葉県でもっとも採掘されています。

④知識C(M)
但馬牛と、竹田城跡というヒントがあるが、このヒントだけでは厳しい。
分水嶺があるということは、国土の中ほどにあることから、なんとかMを選べるか。

⑤知識C(R)
石灰石とカルスト地形で、思い浮かぶのは山口県のはずですが、山口県に政令指定都市はありません。普段から地図を見続けたせいとはA~Uまでの記号の中から政令指定都市である北九州市をみつけられたかもしれません。

⑥知識C(E)
北海道・東北・九州に存在する発電所というところから地熱発電が思い浮かぶと思いますが、日本で初の地熱発電所が岩手県にある松川発電所だと知っている受験生はいないと思います。
また、分水嶺になっていることから本州の中ほどにある都市を選べたかもしれません。

⑦知識A(I)
足尾銅山鉱毒事件は有名です。渡良瀬川流域で発生し、政治家の田中正造が人生をかけて解決をはかりました。

問2

ア知識C(常磐)
知らないはずです。

イ知識B(釧路)
明治産業遺産との関連で学習していたら正解できたかもしれません。

ウ知識B(天然ガス)
新潟県で天然ガスが産出されていることは、比較的有名です。

エ知識B(地盤沈下)
天然ガスを採取する際に大量の地下水を汲みあげることによって地盤沈下がおきることがあります。

オ知識B(日本海)
カ知識B(瀬戸内海)
但馬牛で地図中の位置が特定できれば出来る問題です。

キ知識C(北九州市)
そもそも位置が特定できないと思います。
しかし、政令指定都市20市は全て覚えてください。暁星中では頻出です。

ク知識C(太平洋)
⑥で場所の特定と、④で場所の特定が出来れば正解出来る問題です。

コ知識B(地熱)
北海道・東北・九州とあることから、地熱発電を想起したいところです。

問3

知識C(東京都)
相当の地理好きの受験生なら正解出来たかもしれません。
北緯33°4`、東経139°49`の場所は八丈島です。
八丈島は東京都に属しています。

問4

知識A(う、か)
足尾銅山鉱毒事件なので、原因物質についての記述は「う」で問題ありませんが、
選択肢「か」と「き」は通常の知識では判断できませんが、選択肢「き」に「わざと川に流したわけではない」とありますが、昔は公害に対する意識が低かったので、わざと流したと判断できるかもしれません。

問5

地図の読み取りC(S)
地図からの読み取りはほぼ不可能かと思われます。
万田炭坑がかすかに読み取れるので、大牟田市のSが選べるかもしれません。

問6

資料の読み取りB(い、く)
旅客輸送と貨物輸送に関しては手薄になりがちですが、本年度の入試は北陸新幹線と北海道新幹線が時事問題として取り上げられることが分かっていたので、正解したいところです。

問7

資料の読み取りC(アE、イJ)
高度経済成長期に働き手として男性が増えるのは都心なので、イが東京であると推察できます。

地図中のCは炭坑の町であった夕張市を指していると思われるので、石炭が必要な時代に働き手である男性が多かったと推察されます。よってCの男性人口比はウを指すと考えられます。

よって残りのEが男性人口比アを指していると推察されます。

問8

資料の読み取りC
夕張市であることを前提で考えると、炭鉱の町として栄えていたことから、次々に炭鉱が閉山するに伴い、男性の比率が低くなったと考えられます。また、炭鉱の町としての歴史を終えた後に栄えた産業は観光だと考えられます。よって、力仕事が必要ではない女性の仕事(お土産の販売や旅館業など)が増えたと考えられます。

4 公民

問1

[1]知識 B(ア)
日本の労働力人口を知っているか否かの問題です。
日本の労働者をおよそ人口の半分だと考え、計算するとおおよそこの値になります。

[2]知識 C(ア)
日本の国内総生産がいくらか把握しているか否かの問題です。
日本の国内総生産は480兆円ほどですが、知っている受験生はほとんどいないと思
います。
480×0.01=4.8兆円です。

[3]知識 A(エ)
暁星中学にしては易しい問題です。
通常国会の会期は150日です。

[4]知識 C(ウ)
国の歳入と歳出は知っておきたいところですが、公債を抜いた計算は通常の受験生は知らないはずです。

[5]知識 B(ウ)
国の歳入と歳出は知っておきたいところです。

[6]知識 A
日本の65歳以上の割合は25%を超えました。
知っておきたい知識です。

[7]知識 C(ア)
政党助成法による政党交付金を国民一人あたりがいくら負担しているか知っている受験生はわずかなはずです。

問2

【あ】知識 A(通常)
国会には4種類あるので覚えてください。
まずは予算等を決める通常国会です。
次に各々の総議員の4分の1以上の求めによって、または内閣の求めによって開かれる臨時国会です。
そして、衆議院解散後の選挙のあと30日以内に開かれる特別国会です。内閣総理大臣を選ぶことが主な目的です。
緊急集会というものもありますが、これは衆議院が解散されているときに国に緊急事態が発生した時に国会の代替となるものをいいます。衆議院が解散されているので、参議院が開きます。

【い】知識 A(公債)
必ず知っておかなければならない用語です。
国債についてもしらべてください。

【う】知識 B(助成)
政党助成法により政党交付金を得るための条件も暁星中受験者であれば知っておきたいところです。

問3

知識B(イ→オ→ウ→エ→ア)
ア1992年
イ1951年
ウ1960年
エ1972年
オ1954年

すべて知っておきたい年号ですが、近現代の年号に関しては手薄になる受験生が大半です。

問4

知識B(1、4、5)
やや細かい知識ですが、暁星受験生なら知っておきたいところです。

2の地方議会の首長は住民が直接選びます。
3は「議会は、首長に対して不信任決議権を持っている」が正しい記述です。
6は市町村長の被選挙権は25歳以上です。

問5

(A)資料の読み取り A(エ)
易しい問題です。
国の歳出で最も多いのは社会保障関係費です。
2015年の資料だけで即決できます。

(B)資料の読み取り B(ア)
1955年から現在に至る資料の読み取りが必要な問題です。
高度経済成長からバブル景気において多く、現在少ないのは公共事業関係費です。

(C)資料の読み取り A(イ)
易しい問題です。
国の歳出で2番目に多いのは国債費です。
2015年の資料だけで即決できます。

合否を分けた一題

暁星に合格するためには、細かい知識が必要です。

どこまでの知識が必要かは、通っている塾のテキストに書いてあること全てだと思ってください。それ以上に細かい知識も出題されますが、全て捨ててください。暁星の社会については、「自分が知らないものは、他の受験生が知っているはずがない」という自信が必要です。

それでは問9を見ていきましょう。

ア 道鏡の仏教による政治は聖武天皇の時代とその後です。細かい知識ですが、9を選びたいところです。

イ あまりにも細かい知識。出来なくてもいい問題です。鎌倉幕府が成立した年号は1192年とされていますが、源頼朝が守護・地頭の任命権を得た1185年という説があることも、今後は押さえておきましょう。よって16が答えになります。

ウ 後三条天皇が荘園整理令を出したのは1069年ですが、これを知っている受験生はいません。しかし、摂関家の荘園にも打撃を与えたとあることから、摂関政治全盛の12を選びたいところです。

エ 壬申の乱はあまりにも有名です。天智天皇の跡継ぎ争いであることは当然のことで、天智天皇の子供である大友皇子と、天智天皇の弟である大海人皇子が争い、大海人皇子が勝利し、天武天皇となりました。672年のことなので、5を選べなければなりません。

オ 810年の薬子の変を知っているかが勝負ですが、知らないと思います。10を選びたいところですが、無理があります。

カ 承久の乱はあまりにも有名です。1221年。迷わずに17を選んでください。

キ 永仁の徳政令についての資料だが、それに気付くかどうかが問題です。永仁の徳政令は1297年なので、19を選びたいところです。

ク 聖徳太子が小野妹子に持たせた手紙であることはあまりにも有名です。この手紙を送られた煬帝は激怒します。607年のことなので3を選びましょう。

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