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理科の合否を分けた一題

女子学院中入試対策・理科の合否を分けた一題(2013年度)

2013年度のJGは、昨年ほど簡単すぎることもなく、この学校らしい思考力を試される良問でした。
Ⅰ、Ⅱが比較的難しく、後半は簡単だったため、時間配分が合否に大きく影響したと思われます。

少し詳しく見ていきましょう。

Ⅰ地学…地球
図やグラフを読み解く、JGらしいアプローチの問題です。「初めての問われること」や「初めて見るグラフ」で、グラフを読み取る力はもちろん、かなりの思考力や立体図形をイメージする力も求められています。おそらくここでいちばん差がついたと思われます。

Ⅱ生物…昆虫
モンシロチョウとアゲハチョウという中学入試では定番の昆虫ですが、かなり詳しい知識まで問われました。
実験問題もありましたが、この実験はJG志望者なら一度は解いたことがある問題でしょう。内容はさほど難しくありませんが、選択で迷わせるJGの特徴が出ています。簡単なものと難しいものがはっきりしていたため、ここでは差がつきにくかったものと思われます。

Ⅲ化学…水溶液、気体
ここは例年より簡単でした。水溶液名ではなく溶けている物質を答える、という軽いひっかけがあったため、注意不足による大幅失点をした受験生はいたかも知れませんが、JG対策として化学分野の特訓をしてきた受験生にとっては物足りないレベルだったのではないでしょうか。
最後に気体の発生量のグラフ(横軸は時間)というJG定番の問題も出題されました。ここは、このグラフに慣れていたか否かが処理の時間を分けたことと思います。

Ⅳ物理…力学(てこ)
めずらしく「てこ」が出題されました。塾のテキストにあるような、すっきりした標準的な問題でしたので、JGを受験するレベルの知力があれば簡単な問題です。
ただ、JG対策に特化しすぎて、このあたりの内容を忘れ気味だった受験生もいた可能性があります。併願校によって差が出た問題かもしれません。JG対策はもちろん重要ですが、全範囲に穴を作ってはいけない、ということです。

Ⅲ、Ⅳで確実に得点し、Ⅱでは簡単な問題を取り、Ⅰで粘る、入試問題でした。
Ⅲ、Ⅳでの失点が少なければ、かなり楽になったことと思われます。

「合否を分けた一題」はJGらしい問題で、かついちばん差がついたであろうⅠを取り上げます。

1. 球を上下に潰した形になっている地球の問題です。
(1) 赤道に平行な面で切ると、どうなっているか?
立体の切り口を考える、算数といってもよい問題です。
上下に潰れていても、同じ緯度の地点から地軸までの距離は同じ、つまり円になっているはずです。
よって、「ア」

(2) 示された図に自分で線をかき込んでいけばよいでしょう。

  1. これは簡単です。
    問題の図を見れば、北極からの線が地球の中心を通っています。
    また、球形でも、北極からの線が地球の中心を通ることもすぐ分かりますからどちらでも成り立つ→「C」
  2. 図の適当な位置に東京を決め、地表面の線とそれに垂直な線をかいてください。
    分かりにくい場合は極端に潰した図を自分でかくとよいでしょう。
    図1
    2013_gouhi_rika-1
    図2
    2013_gouhi_rika-2
    実際の地球で北緯35°から垂直な線をかくと図1のように地球の中心より下(南)通ります。
    完全な球形では図2のように中心を通りますから「地球の中心を通らない」は実際の地球だけに当てはまります。
    よって、「A」
  3. これは「ア」と同様、問題の図を見ればよいでしょう。
    実際の地球の図で、赤道からの線が地球の中心を通っています。
    球形でも赤道からの線は地球の中心を通りますから
    どちらでも成り立つ→「C」
『理科の合否を分けた一題(2013年度)』 >> 1 2 3
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