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算数の塾別学習法の提案

女子学院中入試対策・塾ごとの算数の学習法の提案(四谷大塚生)

四谷大塚 5年生

4年の『予習シリーズ』は1回1単元ずつですが、5年の『予習シリーズ』から1回2単元ずつに変わります。単純に考えて、学習内容が2倍になるため、学習時間も2倍必要。この分量の増加に慣れるまでが、どの生徒にとってもきついはずです。「時期別学習法 5年生」でも述べたように、春休みまでを目途に、自分なりの1週間の学習スケジュールを確立させます。

5年上の難易度はさほど高くありませんが、5年下に入ると難易度が上がり、入試で重要な分野の学習が続きます。比の学習が始まる11月以降は、比を使いこなせる生徒は処理速度が一気にアップするため、算数の得意な生徒と不得意な生徒との差が急激に開いていく時期となります。また、点の移動や三角形の合同・相似といった、JGで比較的良く出題される分野の学習が続く時期でもあります。正しい理解、正しい問題演習を積み重ねることで、基礎を揺るぎないものにしていきます。

算数の授業曜日が校舎や在籍クラスによってまちまちであるため、どの曜日に何をこなすべきかは各自異なりますが、学習スタイルにつき一つのモデルケースを示すと、以下のようになります。

①『計算と一行問題集』は週例テスト後の土曜夜から1日1ページずつ。所要時間は10分前後が目安。×問題はその場で解き直しをして、理解すること。金曜日もしくは土曜日の週例テスト前に、6ページ分の×問題を再度解く。『計算と一行問題集』を絶対に軽視しないこと。

② 週例テストの×問題は、解説授業後に再度家庭で解き直す。

③ 週例テストの解き直しを終えてから、土曜日の夜・日曜日で、在籍クラスごとに指定された予習内容に取り組む。理解できている部分と理解できていない部分を明確にしたうえで授業に臨むこと。

日曜日に、2週間前と2カ月前の『予習シリーズ』の例題を復習する。該当する回が総合回のときは、練習問題を復習。5年生の日曜日を既習単元の復習時間として有効に活用することで、基礎力定着の時期が早まります。

授業があった日は、その日のうちに復習。時間がなければ、問題を解くのは翌日にし

て、テキスト・ノート・配布プリント等を見返して、授業で解説された内容を頭の中で反芻するだけでも良い。

⑥『予習シリーズ』は例題も含めてその週の問題はすべて解き、理解する。ただし、★がついた例題で何回説明してもらってもどうしても理解できないものは、無理に覚え込もうとせずに、一旦保留にしておく。

⑦『演習問題集』も、その週の問題はすべて解く。ただし、『予習シリーズ』の理解が不十分なときは『演習問題集』を適宜削り、その分の時間を『予習シリーズ』の反復に充てる。

⑧『週例問題集』は在籍コースの問題を解く。

⑨ 余力があれば『演習問題集 応用編』の応用問題Aに取り組む。

⑩ 授業の配布プリントは、授業中に取り組んで×だった問題の解き直しだけで十分。

⑪ 週例テストではCコースなら7割超、Sコースなら5割超の得点を目標に。

四谷大塚生を悩ませる点は、②の予習についてでしょう。

確かに『予習シリーズ』は、他塾の教材と比べて解説が詳しく、自学自習に適している教材です。しかし、各校舎の上位クラスになるほど、予習として指定される範囲が広いうえに、予習段階で理解していることが前提で授業が進められます。予習で自己流の誤った理解をしている場合や、そもそも理解できなかった場合には、授業内での救済措置がほとんどないため、ついていけなくなる危険性があります。

そこで私は四谷大塚のJG志望者に対しては、極力先取りで授業を行います。講習期間中を利用して先取りで進めて貯金をつくっておき、週例テストを受ける週には応用問題Aまで解けるレベルに引き上げるようにしています。

四谷大塚 6年生前半

6年上の『予習シリーズ』は、5年と同様に1回2単元ずつですが、5年下よりもさらに難易度が高くなります。

中でも、JG志望者に限らず、すべての受験生にとって重要な「平面図形と比」「速さと比」という2大テーマの学習が継続的になされます。どちらのテーマも4~5回に分けてきちんと段階を踏んで学習するため、他塾に比べて無理のない効果的なカリキュラムと言えるでしょう。

『予習シリーズ』6年上が終わる7月初旬までの学習スタイルは、5年生と同様。上述の①~⑪がモデルケースとなります。こちらで極力先取りをするのも同様です。

2010年度から総合回が全て組分けテストになるため、週例コースの昇降及び校舎内クラスの昇降が頻繁に起こる可能性があります。“組分けテストのための勉強”だけに陥らないように要注意ですが、従来と比べて組分けテストの範囲が狭くなるため、復習の計画は立てやすくなるでしょう。

ただし、6年上では、JG頻出の単元のうち、角度の問題と円周率計算が絡む複合図形の問題が収録されておらず、和と差の文章題も手薄になります。よって、月刊誌『中学への算数』の「レベルアップ演習」に載っている、該当の図形問題と文章題に取り組ませることで、四谷大塚生のカリキュラム上の問題点を解消することができます。

大きな模試として、4月と7月に合不合判定予備テストが実施されます。志望校の合格可能性が数値として現れますが、この時期の数値を志望校の判断基準として使うことはできません。数値が良ければ頑張っている証拠だねと褒めますが、数値が悪くても気にする必要はありません。重要なのは、その時点で解ける問題と解けない問題をはっきり識別すること、解き直しをして次に出題されたときは解けるような状態にしておくことです。

『塾ごとの算数の学習法の提案(四谷大塚生)』 >> 1 2
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