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理科

開成中入試対策・理科の合格戦略の提案

理科で大幅に稼ぐことは難しいでしょう。受験生のほとんどがかなりの高得点を取ってくるはずです。理科が得意な受験生は満点を狙ってください。他に得意科目があって、理科が苦手な受験生には有利です。開成中学を目指すレベルの理解力と勤勉さがあれば、ライバルに差をつけられなくてすむ問題です。ここではおもに、理科のあまり得意でない受験生に向けての対策を述べていきます。

1.さまざまな問題形式に対する対策

①記述

まずは暗記レベルの記述をしっかり出来るようにしてください。ふりこの周期の求め方とその理由、といったレベルのものです。ここで重要なのは正確さです。求め方の「10往復の時間を測定し、10でわる」が出来ない受験生はいないと思いますが、理由を答える際「正確な値になるから」と答えてしまってはいけません。その答えはあいまいで、減点される可能性があります。減点されない解答は「誤差を小さくするため」。測定で出る誤差を10でわって小さくする、というのが正確な意味です。「誤差」がキーワードです。このように理科の記述には答え方に理由があり、採点に明確な基準があります。私の授業では正確な言葉で記述出来るよう、理由とともに覚えていってもらいます。自宅で問題を解く際にも、テストの直しでも、模範解答の記述とどう違うのか検証することが大切です。だいだい合っているからOK!がいちばん危険です。よく出てくる記述は、そのまま暗記してしまうのも手です。特に記述が苦手な受験生は、最高水準ノート(文英堂)を利用して練習するとよいと思います。正確な言葉で覚えてください。
実験やグラフの考察では、思考力を要求されています。問題文から実験の様子を想像して考える練習をする必要があります。詳しくは2.で触れます。

②作図

グラフの作図は、値をとって結ぶだけなので特に対策は要らないと思われます。ポイントは通る点を先にはっきりと打ち、その形を見極めて(直線なのか曲線なのか)からつなぐことです。初めから線を引くことだけはしないでください。通っている点を見られます。
植物や昆虫の作図は練習が必要です。最高水準ノートがよいでしょう。絶対に、自分で描いてみてください。そして、絵ではなく図を描くことです。全体のバランスや、本物に似ているかなどは重要ではありません。線をはっきり描き、どことどこがつながっているか、位置関係を明確にしたものが理科の図です。自宅で描いた際は必ず理科の先生にチェックしてもらってください。思わぬ採点基準を見落としているかも知れません。

③選択問題

選択問題だから簡単、ということはありません。分かっているのに間違えるのが選択問題だからです。特に、2段階くらい記号で選ばせる開成中学の問題はミスを誘ってきています。当てはまるものに丸をつける、除外するものにはっきり分かるように×をつけるなどして、普段から慎重に解くようにしてください。ミスが多い受験生は要注意です。ここの対策は、実践しかありません。開成中学はミスの少ない生徒を求めています。

④計算問題

塾のテキストに出てくるような化学計算、力学計算が出来れば問題ありません。出題の仕方はとても分かりやすいので、得意な受験生が多いのではないかと思います。苦手な受験生は絶対にクリアしておく必要があります。私の授業では理解を確認した上で、書き抜き方と書き込み方を徹底します。化学計算でつまずくのはたいてい整理の仕方です。グラフや表からの数値の書き抜き方を覚えると、たいていすぐに出来るようになります。力学は書き込みが重要です。てこの回転力(モーメント)や浮力の力のつりあいを矢印を描きながら考えられるようになれば、開成中学の問題では理科の得意なライバルに差をつけられずにすみます。

2.思考力を要求する問題への対策

読解問題、実験観察問題は塾のカリキュラムで1つの単元として出てくることは少なく、さまざまな単元の中で演習問題として登場するか、もしくは模擬試験で出題されることが多い問題です。初めての内容を読んで考察をしていくものですが、ある程度慣れが必要です。開成中学の問題はそれほど文章が長くはなく、内容も難解ではありません。6年の夏以降、過去問で練習していくのがよいでしょう。中堅以上の学校ではたいてい1題以上出題されています。世田谷学園、海城、浅野、市川あたりで練習するとよいと思います。慣れてきたら渋幕。ここまで読めるようになると開成中学の問題は簡単に感じるはずです。ドクターでは、段階に応じて問題を選んでいきます。誰でも慣れるまでには少し時間がかかりますので、1週間で読解問題ばかり解くというのではなく、1週間に1~2題ずつ解いていくのがポイントです。
また、雑学があると多少ラクになりますので、昆虫の生態図鑑(学研)などを読んでおくのもオススメです。

3.頻出単元への対策

①生物分野

知識ノートを作り、昆虫の食べ物、口の形、冬越し、完全変態/不完全変態は自分で図を描いてノートにまとめておきましょう。知らない/忘れていた知識があったらその都度書き加えて、確実に知識を増やしていってください。
植物も花の名前や実の形、花粉の形をテキストを見ながらまとめて、確実に覚えてください。コアプラスや4科のまとめは1冊をきっちり完璧に、どこを聞かれても答えられるとようにしましょう(ただし、計算分野は他のものでやれば十分です)

②化学分野

開成志望で水溶液の性質を覚えていない受験生はいないと思います。易しい問題が出ることの多い分野ですが、H17年度には塩酸+アンモニア水→塩化アンモニウム(白い固体)+水、というやや詳しい知識が出ましたので、この分野(水溶液、気体、金属)は知識を増やしておくとよいでしょう。といっても、予習シリーズに出ているレベルで十分です。
実験器具の扱い方についてもやや詳しい知識が出題されたことがありました。(H17)見落としがちですが重要単元です。ガスバーナー、アルコールランプ、ろ過装置、試験管の扱い方、上皿てんびん、顕微鏡の扱い方は完璧に覚えてください。
化学計算は1.に述べたとおりです。

③物理分野

いちばん対策がラクかもしれません。塾の問題が出来れば十分対応出来るからです。逆に、塾の問題が開成中学対策用に出来ているともいえます。塾の問題が出来ない受験生はなんとか解決してください。個別指導なり家庭教師なり、早めに手を打つことをオススメします。

④地学分野

その年の時事に絡めた問題が出題されることが多いので、H24年度は地震や津波、液状化現象について知識や理解を深めておきましょう。
また、太陽と気象が絡んだ問題は頻出です。日本各地での太陽高度や気温、降水量などのグラフをしっかり理解することが必要です。

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