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算数の合否を分けた一題

開成中入試対策・算数の合否を分けた一題(2013年度)(2ページ目)

合否を分けた1題

この2011年までの易化傾向から、受験者平均点が約50パーセント、合格者平均点でも約65%という歯ごたえのある出題になった2012年。2013年の傾向の変化が注目されましたが、合格者平均点が約80%に達し、2011年以前の基礎的な学力を重視した、開成としては平易な出題になりました。
それぞれの設問に目を向けても、開成らしい着眼点や分析力、作業力が求められたのは大問1の(5)くらいで、その他の問題は特に開成対策をしていなくても取り組めたと言えます。

当然、2013年の出題で「合否を分けた1題」は1番(5)であると言えるでしょう。
開成らしい緻密な場合分けの処理が求められるこの出題で、対策通りに得点できた開成受験生は、今年の平易な出題であってもアドバンテージを得ることが出来たはずです。

以下、詳細を見ていきます。

(5)②

として考えられる数は100の位で四捨五入して0になる100・200・300・400と
1000の位で四捨五入して0になる1000が考えられる
⇒1000に気づけるかが最初のポイントです

100になる3桁の数は、
1の位を四捨五入する101・102・103・104の4個と、
10の位を四捨五入する110・120・130・140の4個
⇒もとの数が3桁であることに注意しましょう

200になる3桁の数は(1)より18個
300になる3桁の数は、同様に18個
400になる3桁の数は、同様に18個

1000になる3桁の数は、
1の位を四捨五入する995・996・997・998・999の5個と、
10の位を四捨五入する950・960・970・980・990の5個と、
100の位を四捨五入する500・600・700・800・900の5個
⇒開成の数え上げにおいて、丁寧な場合分けは必須です

よって
4+18+18+18+5+5+5=77個

『算数の合否を分けた一題(2013年度)』 >> 1 2
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