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国語の時期別学習法の提案

駒東中入試対策・時期ごとの国語の学習法の提案(6年生)前半

記述力の強化

もちろん、5年生でやっていることを引き続き行うことを前提としたうえでの話だが、駒場東邦中は心情記述が出題されるので、記述力を鍛える必要があ る。
解き方は「対策」で説明したことを参考にしてもらいたい。
塾で対策をしてくれると思うが、それ以外に効果的な方法をひとつ挙げるとすれば、類題演習することである。

 

具体的には、市販の各学校の過去問を集めた問題集(みくに出版で出しているものがお勧め)を使って、物語文の心情記述や性格を記述する問題を ピックアップし、それを丁寧に解く。わからない場合は、模範解答を見て逆に考え方、まとめ方を学習するとよい。

添削は、なるべくプロ(塾)の先生にしてもらう。そこで、何が足りないのか、確認するとよい。さらに、解き方を教 えてもらうと一石二鳥である。(なるべく、普遍的な方法を教えてもらうようにする。)

まだこのような学習が難しい場合は、市販のテキストを使い、記述力を上げていこう。
具体的には、

工藤順一先生の「作文王」シリーズで、論理的な文章の書き方やまとめ方を練習する。
出口先生の論理エンジンを使った「読解・作文トレーニング」46年を使い、論理的思考力、記述力の基本を身につける。
啓明舎の「読解の基礎・応用」で、論理的思考力、記述力、テーマ別の考え方を養う。
啓明舎の「名作できわめる中学受験の記述高学年用」か、四進ジュニアの「記述完成」Ⅱ、Ⅲで、記述力を強化する。

というふうに取り組むとよい。

順番としては、①、②を仕上げた段階で、③に取り組むとよいだろう。

さらにプロの講師が添削+アドバイスしてあげると、効果的である。

(記述の添削は、ただ添削するのではなく、書き方や心情のパターン(中学受験特有のものがある)を伝えなくてはいけないし、模範解答以外の解答の可能性、生徒の記述した表現の解釈をどこまで許容するかなどのスキルが必要である。しかし、このようなスキルを身につけるためには、片手間では無理。やはり、ある程度の経験と研究する時間が必要である。だから、「プロ」のほうが好ましい。もちろんここで言う「プロ」とは、小手先のテクニックや読書指導、漢字学習だけに偏ったり、文章理解だけを目的に指導する先生ではなく、しっかりと語彙力、論理的思考力を伸ばし、道徳的価値観をふまえた記述指導をしてくれる講師を指す。)

ここで簡単な記述力を養成するためのアドバイスをしよう。

まず記述には必ず、「型」があるということを覚えておく。
例えば説明的文章では、因果関係を踏まえた記述や対比を使って違いを説明する記述が一般的な記述の「型」になる。

また解答を記述するときに、日本語の特徴から、答えとして重要な部分を必ず最後に持っていくことが大切である。もし最後の部分を間違えると○がもらえないどころか、×になる可能性もある。

例えば、物語文の心情記述で「悲しい気持ち」としてまとめなくてはいけないのに、「前向きな気持ち」と最後にまとめてしまったら、どんなに途中まで内容が合っていたとしても×をもらうことになる。(実際、大手の有名進学塾ではそのように記述問題を採点している。)さらに記述問題の場合、解答のもととなる部分は本文中に複数あり、それをもとに解答の要素を作り出し、最後に順序立てて、文のつながり(ので、からを繰り返さない、て、に、を、はなど)に注意してまとめあげていくのだから、論理的思考力、語彙力(特に心情記述)も必要になってくる。

したがって記述問題を解くときは、日本語として意味が通じる文章を書くためにも、思いついた解答をいきなり書くのではなく、まず解答に必要な要素をピックアップし、その要素の順番を考え、「型」に当てはめながらまとめていくという作業が重要になる。できればピックアップした要素はメモしておくと、この作業がスムーズに進むので効果的である。

次に具体的な間違い直しのやり方をアドバイスする。

まず自分の解答と模範解答を比べ、△や×の場合、なぜそれがだめなのか、何が足らないのかを考えさせる。分からない場合は解答・解説を読んで、それから本文に戻り、解答に必要な要素やその導き方、記述のまとめ方を理解する。そして正しい考え方をノートに書いたうえで、それを見ながら書き直しをする。あくまでも自分の力で記述させることがポイントである。(岡野のホームページより引用)

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