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社会の合否を分けた一題

駒東中入試対策・社会の合否を分けた一題(2013年度)

出題傾向

昨年度(2012年度)は「東日本大震災」に関するリード文から、地形の特徴やメディアの特性、東北地方の関連問題、災害に関する歴史などが出題されました。例年に比べて時事問題に直接的に関連した出題が中心でした。
本年度(2013年度)は「静岡県」に関するリード文でしたが、静岡県に直接的に関係する問題ではなく、静岡県の話題を切り口とした地理・歴史・公民の各分野の一般的出題が中心でした。標準的な出題傾向に戻ったと言えるでしょう。

出題形式

2013年は記述問題5問を含む総計13問。
2012年は記述問題5問を含む総計19問(完答ではない問題を分けて数えると24~25問)2011年は記述問題5問を含む総計19問。
問題数は減少しましたが、問題の質を考えると必ずしも易化したとは言えません。2013年度の受験者平均点・合格者平均点ともに、2012年度に比べて3~5点は落ちています。2012年度は東日本大震災の関連出題が多く、受験生も取り組みやすかったからだと考えられます。

2013年度の具体的出題内容

問1「市町村合併のプラス・マイナス」
問2「明治維新」中央集権化(版籍奉還・廃藩置県)
問3(1)「奈良時代」の税制(租・庸・調)に関する問題。(2)記述問題
問4「戦国時代」分国法の資料問題(関所の廃止の命令の意図を説明する記述問題)
問5
(1)①港の輸出入品目の資料を読む問題(選択問題)
(1)②自動車部品の輸出・国内生産・海外生産のグラフを参考にして、自動車部品がどこへ何のために輸出されているかを説明する記述問題。
(2)自動車および二輪自動車の生産台数の国別ランキングを読む選択問題。
問6
(1)牧ノ原の開墾および茶の栽培を旧幕臣(旗本)に勧めた人物を答える問題。
(2)島田市および磐田市の地形図に関わる説明の選択問題。
問7 「全国の主要漁港の3年間(2009~2011)の水揚量」、「まぐろ(生鮮および冷凍)」、「かつお(生鮮および冷凍)」、「かたくちいわし」、「さば類」の水揚量の上位5港のランキング、それぞれの港での卸売価格、2011年度の水揚金額全国上位5港のランキングなど複数の資料を読む問題。
(1)資料内で空白になっているA港とB港の名称を答える選択問題。
(2)銚子と焼津では水揚量にそれほど差がないのに、水揚金額では大きく差がつく理由を説明する記述問題。
問8日本の電力事情に関する正誤判定の選択問題。

合否を分ける一題

①「正確な知識・その背景まで理解した知識が必要な記述問題」

たとえば問1は市町村合併による公共施設の統廃合(この場合は公立病院の統廃合)のプラス面・マイナス面を記述する問題です。プラス面は「サービスの効率化・ムダを省ける」、マイナス面は「サービスの低下⇒特に公共施設が遠くなったりして高齢者が不便になる」という知識を前提とした出題です。
問4「関所の廃止の意図」の問題、問5「自動車部品の輸出・国内生産・海外生産のグラフ」の問題も、背景の因果関係まで理解した知識がないと対応が難しいものでした。(知識問題や選択問題であっても、丸暗記の知識では対応できないのが駒場東邦の社会です。)

②「複数の資料を利用する記述問題」

問7の記述問題は複数の資料をふまえ、必要なデータを読み取っていく記述問題です。2010年にも同形式の問題がありました。2010年度の問題では「以下のA、B、Cの資料をすべて活用して説明すること」「製品の大きさ・値段・輸送の3点にふれること」といった条件がついていました。2013年度ではこうした条件はなく、表6から漁港ごとに中心となる魚種が違うこと、魚種によって卸売価格が大きく違うことを読み取ればよい問題でした。しかし、複数の資料を利用する問題では、本来であれば、それぞれの資料から説明に必要なデータを読み取り、きちんと答案に反映させるように心がけねばなりません。一題の配点が10点になる場合もあるので特に注意したい問題です。
(平成25年度にはありませんでしたが、「複数の地形図を比較して、相違点を考える記述問題(平成22年度)」や「絵図などを読み解く歴史の記述問題(平成22年度・23年度)」などの出題形式に備えておくことも忘れないようにしたいですね。)

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