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社会の合否を分けた一題

駒東中入試対策・社会の合否を分けた一題(2019年度)

難易度分類

A:易しい(駒場東邦中合格を目指すなら確実に正解すべきレベル)
B:標準的(ややまぎわらしいが落とせないレベル、ここで差がつく問題)
C:難しい(受験者の大半ができないため差はつかない問題)

問1 (1)A   (2)A
問2 B
問3 A
問4 (1)B   (2)B
問5 B
問6 B
問7 B
問8 (1)(ⅰ)B     (ⅱ)A     (ⅲ)B(2)B
問9 (1)A   (2)(ⅰ)B     (ⅱ)A     (ⅲ)A   (3)B
問10 (1)A    (2)B    (3)B    (4)A    (5)B

出題総評

記述問題がメインで、しかも普段学習しているものをやや間接的に問う傾向があります。一問一答や、よく出る記述問題を知識として暗記しているだけではなかなか対応が難しい学校の一つです。正誤問題であっても、設問の条件をきちんと確認しなければ、初見の問題が多いため、苦戦を強いられることがあります。一方で用語を答える問題は総じて難易度はあまり高くありませんから、ほぼ完答をしていきたいところです。逆に言えば、入念な志望校対策が効く学校の一つです。駒東が志望校に入っている人は、専門の学習を積んで、合格可能性をあげていきましょう。

問題別寸評

Ⅰ 日本と海外との関係を題材とした総合問題
問1

(1)海外で現地生産をする目的は、
①人件費や土地代が安いため、安価に生産ができること
②アメリカとの貿易摩擦を改善するために現地のアメリカ人を雇用して生産すること
が、主要な理由です。
(2)時事問題として、TPPのアメリカ脱退は有名なものですので、難なく正答ができたのではないでしょうか。

問2

志賀潔は赤痢菌の発見により、公衆衛生の環境整備が大きく進みました。

問3

法隆寺は日本最古の木造建築です。世界文化遺産にも登録されています。

問4

(1)選択肢に選びにくいものが含まれてはいましたが、確実にあっているものの選択ができれば正答できたはずです。戦費を御家人が負担し、さらに十分な御恩がもらえなかったことで、鎌倉幕府の封建制度はくずれていきました。

(2)聞きなれない設問でしたが、きちんと聞かれていることを整理すれば、解答への糸口がつかめるのではないかと思います。①豊臣秀吉がおこなったことから考える。②アジアの国際秩序を乱したということ➔朝鮮出兵。➂朝鮮出兵の目的➔中国を服従させること。というように思考を進めます。比較的解答しやすかったのではないかと思いますが、もしつまずいてしまった場合にはどこで引っかかってしまったのかを考えましょう。

問5

⇒合否を分けた1題で扱います。

問6

4つの風刺画とも、よく見るものであったと思いますので、容易に解答ができたのではないでしょうか。

問7

朝鮮を中国の支配下から解放することで中国・日本・朝鮮を対等な関係であるとし、今後、日本が朝鮮への支配を強めていくにあたっての足掛かりとしました。

問8

(1)2つの記述問題ともに「原因となった出来事」を書かなければなりませんが、設問にある年号から容易に浮かべられます。また、(ⅰ)に関してはそのうえで、経済成長とも関連させなければなりませんが、これも「1950年代の経済成長」といえば、高度経済成長ではないかということがすぐにわかりますので、2行の記述であってもさほど苦戦することなく解答できたはずです。

(2)1989年にマルタ会談が行なわれ、約44年間続いた冷戦が終わりました。それがきっかけとなって、アメリカを中心とした資本主義諸国側の日本も、ソ連と関係が改善され、領土の上空を飛行機で飛べるようになりました。一見すると図表も含まれていることから取り掛かりにくい印象を受けるとは思いますが、設問からきちんと条件を見出すことができればきちんと正答にたどり着くことができます。

問9

(1)沖縄県の特徴をしっかりとつかめれば、容易に解答ができます。

(2)沖縄県の農業を考えます。沖縄県の工芸作物で最も作付面積が広いのは「さとうきび」です。北海道のてんさい(砂糖大根・ビートともいう)とともに覚えておきましょう。また、さとうきびやとうもろこしはバイオエタノール(バイオマス)発電などの原料となりますので、食用以外の使い道があります。また、沖縄県は島であることから、河川から海に水がすぐに流れ出してしまったり、そもそも大きな河川があまりなかったりということもあります。このことから、稲作があまりさかんではないのです。

(3)図5の地形図を確認しましょう。沖縄県の米軍基地に関しては時事的要素が大きいですから、きちんと学習を進めていた受験生も多かったのではないでしょうか。図5を確認すると、「普天間飛行場」が住宅街の中心に位置していることがわかります。このことから、飛行機の騒音や振動などに加え、墜落するかもしれないという危険とも隣り合わせにあることがわかります。

問10

(1)政府開発援助はアルファベットで「ODA」といいます。

(2)日本がODAにて、国際協力に貢献することに対して、設問にあるような人道的
な意味での支援を考える人もいますが、「情けは人のためならず」ではありませんが、経済的な支援を行うことで、その後支援をした国が経済発展を遂げたときに良好な関係を構築することができます。また、日本は資源の乏しい国でもあるため、経済的な支援が資源などの取引の際に有利に進むこともあるでしょう。

(3)世界の食料分配について、「先進国で」という広い視点ではなかなか考えにくいですので、身近な例で考えてみましょう。自身の身の回りで、食べ物があるのに好き嫌いなどで「たべのこし」をする人はいませんか?そのように、食べ物が余っている先進国がある一方で、テレビやニュースなどではその日食べるものがなく、飢えで亡くなる人もいるという現状が取り上げられることもあります。このことから、先進国では食べものを無駄に消費しているという問題が考えられるでしょう。

(4)選択する際には、「誤っているもの」を一つずつ切っていけば解答ができます。ただし、よくよく選択肢を吟味しさえすれば、正答にたどり着くかもしれません。

(5)「持続可能な開発目標」という言葉は今年のトレンド問題で、様々な学校で出題があります。これを機会に学習しておきましょう。また、設問の条件にある「観光分野の活性化が最もっとも貢献する」と予想される目標を考えればよいので、その条件に合うものを選択します。駒東の社会は、単に知識で攻めるのではなく、その場で解答をすすめていくことも合格答案完成への道が隠されているのです。

合否を分けた一題

問5

参考にする資料から考えましょう。
イギリスと中国が戦争をしていた➔イギリスが中国に勝利した➔イギリスは中国の一部を植民地としたり、有利な条件での貿易をもとめる条約を締結したりした。
これを「イギリス➔アメリカ」、「中国➔日本」におきかえて考えればよいのです。しかも、この流れを反対に考えると解答への糸口がつかめます。和親条約を結ぶことで、アメリカとの戦争を避けることができます。そうすれば、植民地をとられることも、不利な条件の貿易をすることもないだろうと考えれば、合格答案にたどり着きます。まるで国語の対応関係をつかむような作業ですが、駒東の社会はこのような視点をもって解答に臨めば、かなり有利な戦いができます。

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