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国語の合否を分けた一題

芝中学入試対策・国語の合否を分けた一題(2018年度)

難易度分類

すべてA
すべてA
問一 A 問二 A 問三 B 問四 B
問一 A 問二 B 問三 B 問四 B

A…芝中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題

問題別寸評

問1~5 熟語作り

芝中で毎年出題されている形式の問題です。語群のヒントをうまく用いて正解しましょう。

問1~5 言葉の知識に関する問題

こちらも、例年出題されている形式です。慣用句等は、ただ語句→意味と暗記するだけではなく、実際にどのように使われるのか、例文も併せて覚えておきましょう。

稲垣栄洋「オスはメスのために作られた!? この世界に男と女がいる簡単な理由」より
説明文です。生物に関する内容ではありますが、比較的やわらかい文体で書かれており、文章構成としてもシンプルであり、素材文の難易度は低いと言えます。設問は四題で、すべて記述式です。とはいえ、文章中の表現からうまく持ってくれば正解できるものばかりなので、本文と設問とをよく読むことで高得点を狙っていきましょう。

問一

本文中における「問いかけの文」に対する解答を答える記述問題です。
基本的な問題なので、確実に正解しましょう。

問二

傍線部「オスとメスという二つのグループ」について、そうなっている理由を答える問題です。
傍線部以後三段落にわたって、二つのグループである理由が記述されています。「結果的には」以後の部分をベースに使いながら、一文前の「グループが多すぎる」場合との対比を意識して記述していくと、より良い解答を作ることができます。

問三

傍線部「小さな配偶子は、より小さくなっていく」ことについて、その利点を説明する問題です。
こちらも、利点そのものは簡単に読み取ることができますが、本文ではそれまでに「大きな配偶子」も登場していますので、こちらと対比する内容(大きな配偶子に比べて人気がない)という要素を付け加えることで、より説得力のある解答となるでしょう。

問四

傍線部「男と女というのは…面倒くさいシステムである」について、その目的を読み取り記述する問題です。
指定の文字数が多く見えるかもしれませんが、設問の中に「生物にはどのような危険があり」「その危険にどのように対応していますか」と書くべき要素が提示されていますので、きちんと従って書いていけば概ね指定字数の範囲に近づいていきます。
この設問についても、「同じ性質の個体」と「多様な性質の個体」を対比させ、特徴を際立たせる書き方にすることがポイントです。

加藤元「四百三十円の神様」より
野球に挫折しかけた「僕」が、かつて「神様」と呼び憧れていた元プロ野球選手と偶然再会することで、大きな心境の変化を迎えるという物語文です。後半の比喩表現を正しく読み取ることが、得点のポイントとなっています。

問一

傍線部「僕はそれを信じたくなかった」について、その内容を説明する問題です。本文中にて多用される「神様」という表現は、僕がつけた、いわば「ニックネーム」のようなものですので、記述解答においてはそのまま使わず、客観的な表現(あこがれていた野球選手など)に言い換えましょう。

問二

傍線部「あのおじさん」が誰なのかを説明する問題です。
この傍線部の発言者は「西崎の彼女」であることをふまえ、彼女が客観的にどう認識したかを答えるのが適切だと思われます。

問三

傍線部中の「行く末」について、具体的に説明する問題です。「親父」「あのひと」「僕」に共通するのは「野球」です。(父親は、今回の本文中には登場していませんが、本文前の説明のところで元プロ野球選手であったことが書かれています。)
そして「親父」と「あのひと」は、プロ野球の世界を既に退いています。「僕」は、いずれは自分もそちら側になってしまうのだろうという想像をしているのです。

問四

合否を分けた一題で解説します。

合否を分けた1題
問四

 
傍線部について、「僕」のこのときの思いを、きっかけも含めて記述するという問題です。大問三の問四同様、設問の時点で書くべき事項は提示されていますが、こちらは物語文であり、本文中に必要な要素がそのまま書かれているわけではないため、難易度としてはこちらの設問の方が「上」であるということができます。

解き方の手順
まずは核となる、「〈僕〉のこのときの思い」を読み取っていきます。
大けがをして野球をあきらめようとしていた「僕」が、また野球に取り組もう、できる限りのことはしようと前向きな気持ちになっています。

では、設問で指示のある「そう思うようになったきっかけ」とはどのようなものでしょうか。
「かつて憧れていた〈神様〉に再会することができた」だけでは、「僕」が再び野球をやろうと思う根拠としては唐突すぎてしまいます。今回のポイントは、〈神様〉がボロボロに落ちぶれてしまった今でも、草野球のコーチという形で野球に携わっていると知ったことにあるのではないでしょうか。

また、傍線部付近では、父親に呼びかけるような表現も見られます。問三で見たとおり、「僕」は「父親」と「神様」に対してはよく似たイメージを抱いています。その点もヒントとして取り入れましょう。

それでは、その要素を組み合わせて書いていってみましょう。

 神様が、落ちぶれた今でも草野球のコーチとして野球に関わっていると知り、自分も野球をあきらめず、たとえいずれ辞めるとしても、できる限りのことはしようと前向きな気持ちになっている。(88字)

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