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国語の合否を分けた一題

東海入試対策・国語の合否を分けた一題(2016年度)

難易度分類

すべてA
問一A  問二B  問三B  問四A  問五C  問六A
問七B  問八B  問九B  問十A  問十一B
問一A  問二B  問三A  問四B  問五B  問六B
問七B  問八C  問九C  問十C

A…東海中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題

問題別寸評

漢字の読み書き問題です。普段から語句の意味を意識しながら学習していなければ全問正解は難しいと思います。

問一

傍線の次の三文をうまく抽象化した選択肢を選びましょう。本文にはない言葉ですが、他の問題の難易度を考えると、ここは是非とも正解しておきたいところです。

問二

まずは「亀の子」という比喩を言い換えることから始めましょう。後ろを見れば、現段階であまり活躍できていない小学生を指すと分かります。そんな小学生の「可能性」 を開花させ、「大きく成長する」姿を見たいのです。

問三

「小学生がサッカーを好きになること、何故サッカーが好きなのかを自分で理解できるように理論を明確に伝えることで、今は運動神経の低い子でもある程度高いレベルでサッカーがやれるようになります」と、運動神経が良かったにも関わらずプロになれなかった筆者との対比が書かれています。ここを答えに用いましょう。

問四

語句問題ですが、本文の文脈からその語句がプラスマイナスどちらの意味で用いられているかを考えると、比較的楽に解けます。

問五

傍線を含む一文に「選ぶということでも」とあるので、選手の選抜に限らず、サッカーの指導全般に関わることだと分かります。傍線の二行前に「将来性」とあるので、将来性をつぶさないという方向性で答えを探すと、「子供たちの未来には可能性がある」という表現が見つかります。

問六

「生計を立てる」を知らない受験生はほとんどいないと思われますので、点取り問題として東海中が設定したものと思われます。

問七

「ありき」が入ります。「前提としてすでにそこにある」という意味で用いられており、知らないと解けない問題です。

問八

指示語の内容を説明する問題です。セオリー通り直前を見ると同時に、設問の指示に従い、日本とヨーロッパの指導法の対比を答案に盛り込みましょう。

問九

傍線の後の、『その練習は、本当に自分のためになるのか?』をほぼ抜き出し、文末をそろえて答えを作りましょう。

問十

コーチに自ら疑問をぶつける子供の性質を表す言葉を選ぶと、「主体性」となります。

問十一

傍線部4付近は、選抜チームの指導者としての筆者の選抜経験が書かれているので、このあたりから答えを探せば解けます。かなり離れているので、文脈を記憶しておく能力が求められています。

問一

A…不快感を表明しているので「鼻をならす」となります。
B…子猫が自分から離れていくので、「目で追う」となります。

問二

リード文から、二人がけんかを何度もする仲であることを読み取りたいところです。普段はけんかばかりの相手から施しを受けたエイダンがとまどっていることが、傍線部の「ぼくをじっと見て」から読み取れます。また、「すばやく手に取って」という表現から、周りに気づかれないうちに食べてしまおうという意図がうかがえます。

問三

「ますます」とありますが、二行前を見ると、「ぼくはびっくりだった」とあり、これを受けていることが分かります。最初はエイダンの「嬉しそうな顔」に驚き、次は「照れくさそうな声」に驚いています。

問四

傍線部を含む一文に「それを聞いたとたん」とあるので、直前を見ると、「おまえの母さん、マジ料理うまいんだな、いいなぁ」というエイダンの甘えた声がきっかけとなっていることが分かります。母親にかまってもらえないエイダンがぼくのことをうらやんでいることが読み取れます。そんなエイダンのことをあわれに思ったのです。

問五

直前の「同時に答える」という表現から、二人がともに悪さをすることを通して、「仲間意識」のようなものを育んだことが読み取れます。

問六

傍線部の「ような」は、直前に「まるで」を入れられる比喩用法のものです。したがって、イが選べます。

問七

傍線部の直前を読むと、設問の指示にあるエイダンの境遇が分かります。母にかまってもらえず、父からも引き離され、孤独を抱えていることが分かります。その孤独をエイダンは悪さをすることでうめており、そんなエイダンのことをあわれに思っていることが読み取れます。

問八

設問に、リード文にも相当するような情報が集約されています。これをうまく使って答案を作成したいところです。合否を分けた一題のところで詳しく解説します。

問九

(1)ここは素直に「子猫」のことを指していると読み取りましょう。
(2)「どのような存在か」と問われているので、エイダンにとって子猫が持つ意味を考えましょう。(1)を考える際に、チビは子猫だけではなく、エイダンの妹である赤ん坊を指すかもしれないと考えたはずです。作者の意図としても、その両者に共通点があるからこそ、「あんなチビ」「こんなチビ」と似たような表現で表しています。したがって、まずは、赤ん坊のせいでエイダンがどのような状況に置かれているかを考えましょう。すると、「忘れるんだ、おれのランチ」というセリフから、「親の自分への関心をうばう存在」だと考えられます。また、子猫は「数日前からみんなで校庭の隅にかくして」とあることから、子猫は「友人の自分への関心を奪う存在」ととらえられます。両者の共通点をくくりだすと、「周囲の自分への関心を奪い、自分を孤独に追い込む憎むべき存在」などと表現できます。

問十

実際に登場人物が発したセリフでも「」がつけられていない部分があるため、エは不適当です。また、エイダンが泣きじゃくったのはぼくの腕にすがりながらのことなので、カも不適当だと分かります。

合否を分けた一題

今年度は受験者平均点が46点、合格者平均点が53点と、かなり難度が高い年でした。だからこそ、簡単な問題の出来が合否を分けたとも考えられます。しかし、とある概念を使いこなせるかどうかで満点にも0点にもなるCランクの難問が一題ありましたので、それが合否を分けた一題だと判断いたしました。以下にご紹介いたします。

二 問八

設問に、かつて自分がからかわれていた時の状況が詳細に記されています。傍線部は、その時の記憶がよみがえっているという描写なので、目の前の子猫の状況がかつての自分と重ね合わされていると読み取ることができます。上述の「とある概念」とは、この「重ね合わせ」です。首都圏の難関校にはよく出題される概念ですが、東海中の受験生でこの概念を使いこなせる受験生はどれほどいたでしょうか。

解き方の手順

(1)かつての自分と、眼前の子猫が重ね合わされているということに気づく。
(2)両者の共通点を具体化する。
(3)傍線部の直後で、ぼくが子猫を助けに行こうとしていることを読み取る。

以上を総合すると、

ぼくが、エイダンに捨てられ、川に流されそうになっている子猫を、みなにからかわれて傷ついていたかつての自分と重ね合わせ、子猫が自分に助けを求めているように感じていること。(84字)

という風にまとめられます。

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