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理科の合否を分けた一題

東海入試対策・理科の合否を分けた一題(2017年度)

難易度分類

(1) A  (2) A  (3)B  (4) A  (5) A
(1) A  (2) A  (3)B
A
A
(1) A  (2) A  (3) A
(1) A  (2) A  (3) A  (4) A  (5) A  (6) A  
(7) A  (8) A  (9) A  (10) A  (13) A  (12) A 
(1) A  (2) A  (3) A  (4) A
(1) A  (2) A  (3) A  (4) A
(1) A  (2) A  (3) A
10 (1) A  (2) B  (3) B

A…東海中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識、解法次第で、得点に大きく差がつく問題
C…難易度、処理量から判断して、部分点を拾えればよしとする問題

全体的総評

2017年度の東海中は、例年通り、基本的知識を問う問題が中心です。
問題数は多いものの、試験時間50分と長いので、時間的には余裕があります。
受験者平均61.7点、合格者平均70.9点でした。最後までしっかり取り組み、ミスのないよう、何度も見直すことが大切です。
生物分野の問題は、インゲンマメの発芽実験・食物連鎖など。
物理分野の問題は、豆電球の回路・てこなど。
化学分野の問題は、ハチミツの濃さ・溶解度・ムラサキキャベツ液の実験・ニホニウム(時事知識)水溶液の性質など。
地学分野の問題は、月の見え方など。
前年度は化学と地学が中心でしたが、本年度は、小問数46問のうち、生物17問、化学14問、地学6問、物理9問と、圧倒的に生物が多く、偏りが見られます。前年度出された、生物のつながり、実験器具、てこの問題が、また出題されています。
対策としては、基礎知識をしっかり身につけるとともに、普段から生活に関連したことがらや科学技術関連の話題に関心をもち、理科的な視点で考える姿勢をもつことが大切です。

問題構成は、4分野から大問10題、小問46問。
解答形式は、言語が7問、記号選択が26問、作図が2問、記述が6問、数字が5問。
6の選択肢は、4分野から12問のボリュームで、ミスのないよう、注意深く取り組まなければならない形式でした。
去年なかった作図が出されました。実験条件を自分で考えて図で示すもので、伝わるように書けるかどうかがポイントでした。
記述は、いずれも半行~1行程度で、常識的な知識を、的確な表現で書けばよい問題でした。
計算は、濃度やてこで出され、シンプルな内容で、対応しやすいものでした。

問題別寸評

(生物)インゲンマメやコーヒーノキについての問題です。
コーヒー豆から話題を広げていく形の問題です。例をあげて答える問題は、幅広い知識が必要です。論理的な展開はありませんので、順番に設問に対応するだけで、問題本文を読む必要はありません。

(1)

実験の条件を、図で示す問題です。例にならって、過不足なく書き入れる必要があります。
実験A:空気以外の条件を、すべて同じにします。
実験B:温度以外の条件を、すべて同じにします。冷蔵庫内は暗いので、対照実験は段ボールでおおい、暗くします。

(2)

赤道に近いところばかりなのに、平均気温が高くないのは、標高が高い土地だからです。

(3)

他の生物から身を守るため、毒をもっていたり、体のかたちが変化したりする生物を考えます。
例えば、アゲハの幼虫は、鳥のふんに擬態している時期や、敵をおどかすような大きな目玉のような模様がある時期があります。また、体を刺激すると、においの出るつのを出します。
多くの例がありますが、生物名とつくり(簡単なしくみも)を、明確にかき分けることが大切です。

(4)

リサイクル(再循環)・リデュース(原料)・リユース(再利用)の3Rをおぼえておきましょう。

(5)

古紙・食品トレー・牛乳パック・ビン・カンなど、いろいろなものが、リサイクルされています。

(生物)食物連鎖に関する問題です。
ごく基本の知識と考え方を確かめる問題になっています。

(1)

「食物連鎖」のことばを書かせる問題が、たびたび出されますので、正しく書けるようにしておきましょう。

(2)

個体数ピラミッドの最下層が植物、次が草食動物、その上が肉食動物です。最上階は、肉食動物を食べる動物です。

(3)

一部の数量が変化すると、個体数ピラミッド全体のバランスがくずれる理由を、順を追って書きます。

(化学)ミツバチのミツの濃さに関する問題。
花のミツの糖分20%を80%の4倍の濃さにするとき、全体の量は1/4倍になるので、100gのハチミツを得るには、4倍の400gの花のミツを集めます。このとき、水分を300g減らします。

(化学)ニホニウムに関する問題。
ニホニウムは、113番目の元素です。

(地学)月の見え方に関する問題。
ア~ケの月が見える時刻を考えて、当てはめていきます。
満月は、夕方東の空からのぼり、真夜中に南中し、明け方に西の空に沈みます。
下弦の月は、真夜中ごろ東の空からのぼり、明け方に南中し、正午ごろ西の空に沈みます。
三日月のキは正午ごろ、クは午後3時ごろ、ケは午後6時ごろです。

(総合)正誤問題。
正誤の判断をして答える問題です。4分野からまんべんなく出されていて、2つ一組で判断するだけでなく、突っ込んだ知識が必要なものもありました。

(1)

最高温度の時刻がずれるように、最低気温もずれます。

(2)

オナガガモは、日本で越冬しますが、その間子育てはしません。

(3)

どちらも正しいです。

(4)

アンタレスは南の低い空に見られます。

(5)

メダカのメスの背びれには、切れ込みがありません。

(6)

完全花であっても、受粉に風や虫の助けが必要なものがあります。たとえば、リンゴは同じ種類の木の花粉がついても、受精しません。農家では、ミツバチや人の手によって確実に受精させる工夫をしています。

(7)

ふりこの周期は、ふりこの長さが長いほど長くなり、短いほど短くなります。

(8)

空気の含まれている二酸化炭素の割合は、約0.04%です。
呼気に含まれる酸素は約16%、二酸化炭素は約4%です。二酸化炭素は増えますが、酸素より少なくなることはありません。

(9)

食塩水は、電気を通しますが、アルミニウムはとかしません。

(10)

上皿てんびんは、針が左右に均等にふれているときにつり合っていると判断します。

(11)

発電機の+極をコンデンサーの+極に、コンデンサーの+極を発光ダイオードの+極につなぎます。

(12)

れき岩・砂岩・泥岩は堆積岩で、火山活動によるものではありません。

(化学)物のとけ方に関する問題。
操作が比較的シンプルで、取り組みやすい内容です。計算もそれほど煩雑ではないので、ミスをしないように注意しましょう。

(1)

100+18.2×2=136.4(g)

(2)

比で考えます。20℃の水50gにミョウバンは2.9gとけるので、50:2.9=□:20 □≒344.8

(3)

60℃の水50gにホウ酸は7.4gとけるので、50:7.4=60:□ □≒8.88 
ホウ酸を10g加えたので、溶け残りが出ます。

(4)

80℃と20℃の溶解度の差が最も大きいのは、ミョウバンです。
(35.5-2.9)×100/50=65.2(g)

(化学)水溶液の性質に関する問題。
紫キャベツを使った実験について、考えます。表から、紫キャベツは酸性で赤色、中性で紫色、弱いアルカリ性で緑色、強いアルカリ性で黄色に変化することがわかります。

(1)

洗剤は水酸化ナトリウム水溶液と同じ黄色に変化したので、アルカリ性とわかります。

(2)

酢は赤むらさき色で、塩酸と食塩水の間の性質と考えられるので、弱い酸性です。

(3)

むらさき色のところは中性なので、アルカリ性の洗剤と、酸性の酢が、互いの性質を打ち消しあっていると考えられます。このような反応を、中和反応といいます。

(4)

ベーキングパウダーに含まれている炭酸水素ナトリウムがとけると、アルカリ性を示すため、緑色に変色します。これを打ち消すために、酸性の水溶液を加えます。

(物理)豆電球の回路に関する問題。
乾電池1個に豆電球1個をつないだ回路に流れる電流を1とすると、
ア:豆電球の直列つなぎです。豆電球に1/2、乾電池に1/2 
イ:右の豆電球のフィラメントには電流が流れない。左の豆電球に1、乾電池に1
ウ:豆電球に1、乾電池に2  エ:豆電球に1、乾電池に1/2  オ:豆電球に2、乾電池に2
カ:豆電球に1/2、乾電池に1/4  キ:乾電池がショートして、豆電球はつかない。
ク:乾電池の並列つなぎである。豆電球に1、乾電池に1/2

(1)

ショートしているキがあてはまります。

(2)

イとキがつきません。

(3)

豆電球に流れる電流が最も大きいオを選びます。

10

(物理)てこに関する問題。
てこのつり合いの問題ですが、重さのちがうおもり3つを、フックのついたところだけに1つずつしか下げられません。このように、条件を正確に読み取って、ミスのないようにしましょう。

(1)

図2のつり合いから、おもりの重さの比は、A:B=3:5
図3のつり合いから、□×3=③×4+⑤×3=27 □=9
よって、A:B:C=3:5:9

(2)

エに1個、支点より右に2個つるすので、エにつるすことができるのはCだけ。
左まわりのはたらきは、⑨×2=18
右まわりのはたらきは、⑤×3+③×1=18 でつり合う。

(3)

→合否を分けた一題参照。

合否を分けた一題

おもりのA~Cの重さの比は、A:B:C=3:5:9なので、A=③、B=⑤、C=⑨として計算します。1つのフックには1個のおもりしかつるすことができないことから、場合分けを工夫して解く問題です。

(6)

支点より左につるすおもりを1個を決めて、右に2個つるすパターンを考えます。
Cをオ→×(パターンなし)
Cをエ→(2)と同じ つり合いの式は、⑨×2=⑤×3+③×1
Cをウ→図3と同じ つり合いの式は、⑨×3=⑤×3+③×4
Cをイ→×(パターンなし)
Cをア→×(パターンなし)
Bをオまたはエまたはイまたはア→×(パターンなし)
Bをウ→Aをキ、Cをカ つり合いの式は、⑤×3=⑨×1+③×2
Aをア~オのどれか→×(パターンなし)
以上より、(A、B、C)=(キ、ウ、カ)だけとなります。

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