| 新規会員登録

社会の合否を分けた一題

東海入試対策・社会の合否を分けた一題(2017年度)

難易度分類

問1 A  問2 A  問3 A  問4 B  問5 B 
問1 C  問2 B  問3 A  問4 A 
問1 A  問2 B  問3 A  問4 A  問5 B 
問1 A  問2 A  問3 A  問4 B  問5 A 
問1 A  問2 A  問3 A  問4 B  問5 B
問6 C
問1 A  問2 A  問3 A  問4 ①A ②B ③A
問5 A
問1 A  問2 A  問3 A  問4 B  問5 B
問6 B  問7 A 
問1(ア)A (イ)A  問2 A  問3(ア)A (イ)A
問4 A  問5 A

A…東海中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…やや難しく紛らわしいが得点したい問題、正誤で差がつきやすい問題
C…受験者の大半ができない難問であるため、間違えても差がつかない問題

出題総評

2017度の東海中の社会は、大問8つの構成で出題されました。大問1~3が地理分野、大問4~8が歴史分野からの出題となっており、公民分野は独立した大問はありませんでした。受験者平均71.4点、合格者平均78.9点という数字からも高得点入試になっています。東海中の社会は試験時間が50分と長く、地図やグラフ、表など様々な資料と絡めた出題が多いため、集中力を持って解ききるスピードが要求されます。語句を記入する問題が大部分を占めていることから、漢字表記力も合否を大きく左右します。また、10字程度の記述問題が多く出題されていますので、簡潔にポイントを要約できるよう練習をしておきましょう。

問題別寸評

(地理)各地方の特徴と都道府県名についての問題です。

問1

作物の図を見て解答する問題です。日頃から教科書や資料集などに出てくる作物や魚の写真については、入試でも頻出になります。しっかりと識別できるようにしておきましょう。ア.「でんぷん」からいも類であることが分かります。イ.パンや麺類の原料は小麦となります。ウ.「米粉」にしてパンを作る際に使用します。エ.「砂糖」とあることから「てんさい」だと分かります。

問2

確実に正解したい問題です。砂糖の原料となる「てんさい」は北海道で生産量100%となります。

問3

畜産に関する問題です。「肉類」は南九州の鹿児島県・宮崎県が上位になりますが、「牛」については「乳牛」も「肉牛」もともに北海道が飼育頭数日本一となります。

問4

毎年同じ作物を栽培する「連作」は、土の養分のバランスが崩れることで、作物が病気になり、害虫が出やすくなるため不作になりやすくなります。そのため、「輪作」を行い地力の低下を防いでいるのです。短い記述問題ですが、簡潔な解答を書けるよう準備しておきましょう。

問5

おもな栽培地が石狩平野周辺になっていることから、「米」であることが分かります。もともと北海道は稲作に向かない土地でしたが、品種改良を行うことで「寒さに強い」稲の栽培が可能になりました。

(地理)各地方の特徴と都道府県名についての問題です。

問1
問題

文に「大豆から作る」「信濃遠征の際、農民から買い取った」とあることから「みそ」であると分かります。みその産地としては、問題文にもあるよう「信州みそ」で有名な長野県が日本一の産地となります。

問2

合否を分けた1題で扱います。

問3

確実に正解したい問題です。中央高地にあたる長野県で多くなっていることに注目しましょう。

問4

確実に正解したい問題です。広告費については「現在1位のテレビ」、「2000年から出現するインターネット」をまずは区別します。「ラジオ」は広告媒体として1980年以降大きな変化はありません。

(地理)都道府県を流れる河川に関する問題です。

問1

1.日本で最も長い川は、信濃川になります。2.日本で最も高い山とありますので、富士山に水源を持つ川となります。地図の中に静岡県や山梨県を含んでいるものがないため×を選びましょう。3.琵琶湖を水源としているのは淀川となります。4.河口が東経120度より西側にある川は日本にはありません。

問2

信濃川の上流は長野県・新潟県、となります。また、北上川は奥羽山脈の東側を流れている川ですので、上流は秋田県ではなく岩手県を流れています。

問3

キの筑後川は「暴れ川」で「筑紫二郎」の異名を持っています。度重なる河川の氾濫を抑えるために、人々は川の流路を変えたりすることで、河川を整備しました。越後平野では水害を防ぐために、信濃川の河口に「大河津分水路」を作っています。

問4

4月になると気温が上がってくることで、冬の間に積もった雪の雪解け水が河川に大量に注がれます。

問5

大都市では、雨水が地中にしみこみにくいため洪水が起こりやすくなります。このため、「地下調節池」を設けて、災害時の洪水を流し込めるよう対策をしています。

(歴史)歴史に関する問題です。

問1

3問とも基本用語の出題です。確実に得点しましょう。

問2

基本問題となります。都を守る「衛士」と九州を守る「防人」の区別をしっかりしましょう。

問3

藤原道長は、自分の娘を天皇と結婚させて、生まれた子を天皇の位につかせることで、天皇家と「外戚関係」を結び、摂関政治を行うことで政治権力を手に入れました。頻出の記述問題ですので、簡潔に要点を書けるようにしましょう。

問4

行基は奈良時代の僧で、橋や用水路を作るなど様々な活動を行いながら仏教を広めたこともあって、当時の民衆から多くの支持を集めました。聖武天皇は、その功績に注目して、大仏建設に行基の「人気」を活用したと言われています。

問5

A.「かな文字」は日本独自の文化として生まれた文字ですので平安時代の「国風文化」となります。
B.「万葉集」が編纂されたのは、奈良時代となります。ちなみに「古事記」「日本書紀」、そして地方の神話や伝説などを記した「風土記」も、すべて奈良時代の書物となります。

(歴史)歴史に関する問題です。

問1

基本用語の出題です。確実に得点しましょう。

問2

基本年号を知らなくても「歴史の流れ」から正解にたどりつきたい問題です。3代将軍足利義満が将軍になると、南北朝が統一され(1392年)、その後勘合貿易(1404年)が行われて室町幕府の最盛期を迎えます。銀閣は、8代将軍足利義政の頃の「東山文化」を代表する建築物になります。

問3

鉄砲隊を利用して武田勝頼を破ったのは「長篠の戦い」は1575年の出来事です。種子島に鉄砲が伝来したのは1543年ですので、約30年前となります。

問4

名護屋城は、現在の佐賀県唐津市にあったとされています。細かい知識ではありますが、朝鮮へ進軍する際にどの県が立地的にも「効率」がよいかを考慮することで正解にたどり着きたい問題です。

問5

江戸幕府の「目付」は。旗本や御家人の監視をした役職です。大名の監視を行った「大目付」との違いを押さえておきましょう。また、江戸幕府の組織では、三奉行(寺社奉行・勘定奉行・町奉行)も覚えておきたいところです。

問6

資料の解答用紙に「島原・天草の乱」と記載があることから「島原の乱」についての問題だと分かります。天草四郎こと益田時貞は、重い年貢を課す幕府に反抗する形で乱を起こしました。その際、島原の民衆が広くキリスト教を信仰していたため、幕府は「キリスト教徒の反乱」という位置づけにしました。細かい知識であるため、正解できた生徒は少なかったと思われます。

(歴史)歴史に関する問題です。

問1

基本用語の出題です。確実に得点しましょう。

問2

世界遺産にも登録されている銀山とありますので、「石見銀山」となります。地理・歴史の用語については、場所と一致できる知識にしておくことが大切です。石見銀山は現在の島根県になります。

問3

入試頻出の問題です。参勤交代の狙いとしては、「将軍と大名の主従関係の確認」のほかにも、「大名に財政的負担を与えて反乱を起こせなくする」ことも含まれます。どちらかを解答できるようにしておきましょう。

問4

① 「干鰯」の原料であるいわしの水揚げが盛んな銚子港を含んでいるエが答えとなります。②江戸時代の綿布の生産は、全国で行われていたため、ウが答えとなりますが、自信を持って解答できた生徒は少なかったと思います。③絹の原料である生糸は、養蚕地帯で生産されますので、長野や群馬を含んでいるイが答えとなります。①、③を確実に正解できるようにしましょう。
問5
あ.「解体新書」を出版したのは、前野良沢になります。平賀源内は、静電気発生装置である「エレキテル」を発明しました。お.本居宣長は、仏教や儒教などの影響を受ける以前の日本独自の文化について研究する「国学」を大成させました。

(歴史)歴史に関する問題です。

問1

すべて基本用語の出題です。明治以降の近現代史については、年号をしっかり覚えて確実に得点しましょう。

問2

入試頻出の問題です。下関条約で「遼東半島」を植民地として手に入れようとした日本に対して、ロシア・フランス・ドイツの三国は日本に対して、半島の清への返還を求める「三国干渉」を行いました。これを苦々しく受け入れた日本は、「臥薪嘗胆」を合言葉に日露戦争へ向かうことになります。

問3

入試頻出の問題です。ポーツマス条約では、樺太の南半分や旅順・大連の租借権(一定期間その土地を譲り受けること)が挙げられます。リャオトン半島も含め、これらの場所が地図上のどこなのかはしっかり確認しておきましょう。

問4

日本が東南アジアに進出した理由を答える問題です。戦争を続けるためには人員や食料の他に、石油などの資源が大量に必要になります。当時の日本には、国際的な経済制裁が行われ、石油などの資源を輸入などで手に入れることが制限されました。そのため、東南アジアに資源を求め進出していく選択を取ることになりました。

問5

ソ連が対日参戦を表明したのは8月8日になります。細かい知識ですが、入試ではよく出る知識です。確実に得点したいところです。

問6

細かい知識の問題で、正確に答えられた生徒は少なかったと思われます。日ソ共同宣言では「歯舞群島」および「色丹島」を日本に譲渡する形での返還が提案されました。北方四島については、現在も日本とロシアの間で様々な交渉が続けられており、北方四島すべての正式な返還は実現されていません。

問7

戦後のできごとについての基本年号が中心になっています。特に、ア.ベトナム戦争終結(1975年)、エ.高度経済成長期のピーク(1960年代後半)、オ.沖縄返還(1972年)はしっかり押さえておきましょう。

(歴史)歴史に関する問題です。

問1

(ア)基本問題です。(イ)1978年に締結した「日中平和友好条約」となります。1972年の日中共同声明と区別できるようにしましょう。

問2

基本問題となります。東シナ海は、地理でも頻出の海になりますので、しっかり正解したい問題です。

問3

ア.15世紀後半に登場した雪舟は、水墨画などを大成した東山文化を代表する人物です。イ.江戸時代、鎖国体制であった日本では、オランダと清のみが長崎での貿易を許されました。

問4

日本の自作自演の爆破事件から満州国建国までに至った経緯に対して、中国政府は国際連盟に対して訴えを起こし、事件の調査を依頼された「リットン調査団」が満州に派遣されました。満州事変発生から日本の国際連盟脱退までの流れは、しっかり押さえておきましょう。

問5

1972年の日中共同声明に合わせて、中国より2頭のパンダが贈られました。上野動物園では、「カンカン」「ランラン」として日本の多くの国民から愛されました。

合否を分けた一題

入試ではいろいろな数値を含んだ資料問題が出題されます。受験生にとって、与えられたデータの中から、どの数値に注目して解答の根拠としていくかは大きなテーマとなります。本問は、資料内に36項目の数値が並んでおり、この中から不要な数値を切り捨て、必要な数値を見極めることで、長野県、沖縄県、東京都を識別する問題になります。このような問題で、3問とも正解できる力を持っている受験生は、大きく合格に前進できたと言えます。初めて見る資料の数値を、どのような視点で注目するのかをしっかり身につけたいところです。

問2

グラフ問題では各項目の中から「最大値」「最小値」などの際立っている数値に注目して識別します。
製造品出荷額が最も多いのは、トヨタ自動車を持つ愛知県になります。また、沖縄県は「出生率」が高いため、65歳以上人口の割合が全国で最も低い県となります。温泉地数は、北海道や新潟、長野県が多くなっています。各地域の特徴と資料内の際立っている数値を結び付けられる力を身につけましょう。

この記事は役にたちましたか?
全く役に立たなかった役にたたなかったどちらでもない役に立ったとても役に立った (まだ評価されていません)
Loading ... Loading ...


東海合格対策ドクターのトップに戻る
この記事が気に入ったら是非ご登録を

東海入試対策・関連記事一覧

東海入試対策・同じ教科(社会)の記事

東海入試対策・同じテーマ(合否を分けた一題)の記事

他校の同じ教科(社会)の記事



menu_school

算数

国語

理科

社会

お問い合わせ

PAGE TOP