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国語

慶應中等部入試対策・国語の出題傾向分析

過去10年間の出題は、大問6(平成23,22,21,20、17,16)、大問5(平成15,14)、大問4(平成19,18)となっており、大問6というのが近年の傾向です。

長文問題が2題出題される傾向にありますが、平成22年度のように1題の出題で、「超長文」となっている例もあります。文章の種類としては、物語文、随筆、説明文の他に脚本がとりあげられたこともあります(平成15年)。設問は、主として記号選択で、言葉の感覚、語句知識を問うものが多く、「教養」的要素が重視されていることがうかがわれます。ただ言葉の知識の有無を問うだけでなく、その文章の中での使われ方と的確に結びつける力が問われるようです。内容正誤問題も出題されるのが通例です。

漢字は、例年、書き取り問題が20問程度出題されています。文を読んで、まず、意味を考えて思い浮かべる必要がある問題が多いため、単純な漢字力というよりは、語彙力、教養、言葉のセンスを問う問題であると見ることができます。
 
中等部ならではの特色として、文学史、俳句、手紙文に関する出題があります。

文学史については、日本の近代以降に限られることなく、文学史全般から出題されています。また、海外文学の知識も求められています。海外文学については、小学生でも読む可能性のある児童文学の範囲で出題されているようです。また、時事的な視点からの出題(大河ドラマ、ベストセラー)の知識が問われることもあります。文学作品全般についての広い関心を持つことが求められていると見られます。

俳句に関する出題は、実際に俳句を作りなさい、という形のものが、平成22年度、23年度と連続で出題されています。中等部受験に際しては、対策が必須となります。俳句関連の問題が出題される際には、単なる知識の整理だけではなく、評論、鑑賞、句作に至るまで親しんでおくこと(教養として身についているレベル)が求められるようです。

手紙文についても、実用的な手紙の書き方(頭語から結語までの)を身につけていることが求められているようです。

慶應義塾中等部の国語入試においては、文学史、文化史、時事的な話題など、「教養としての国語」の知識が問われる出題が多いということができそうです。それに加えて、慶應義塾の歴史、また、創立者である福澤諭吉についての知識は、中等部入試も慶應義塾の「塾員」となるための審査であると考えれば、前提となってくるでしょう。

単なる有名校、名門校、難関校の一つではなく、「慶應義塾」という「学塾」の一翼を担う自負が出題者の意識にもあると考えられます。

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