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理科の合否を分けた一題

慶應中等部入試対策・理科の合否を分けた一題(2011年度)

H23はなんといっても【2】でしょう。【1】【3】【4】はかなり簡単、【5】は少し詳しい知識が出題されましたが、それほど差がついたとは思えません。【2】の実験問題をどこまで正確に読み取れたかが、理科での得点差になったと思われます。

1.習ったことのない実験問題だということを把握する

装置はシンプルですが、習ったことのない電池の実験問題です。中等部志望ならレモン電池の存在は知っていますよね?でも、原理は知らない。大丈夫です。丁寧ではありませんが説明があります。習ったことのない電池の問題なんだ(水溶液に電流を流す問題じゃないんだ)ということを理解すれば第一関門クリアです。

2.与えられた結果を整理する

初めの文にある実験結果を書き出して整理してみましょう。
①A:アルミ板 B:銅板 結果:左
②A:えんぴつの芯 B:銅板 結果:右

これだけです。Bが銅のとき、Aがアルミだと左でえんぴつの芯だと右だから、何かがアルミ>銅>えんぴつの芯なのかな?なんて考えられたら素晴らしいですが、そんなこと出来なくても問題は解けます。

3.解いてみる

(1)A:アルミ B:えんぴつの芯
①の銅がえんぴつの芯に変わったと考えてもよいですが、②で考える方が楽です。アルミと銅は金属だから近いはず。つまり
A:金属 Bえんぴつの芯
②はA:えんぴつの芯 B:金属 →右
②の逆なので左→「1」

(2)A:木炭 B:アルミはく
中等部志望なら木炭とえんぴつの芯が同じく炭素で出来ている物質だということは知っていてほしいところですが、知らなくても、金属よりは木炭とえんぴつの芯が似ていることは判断できるでしょう。
この問題は、A:炭素 B:金属
②もA:炭素 B:金属 →右
②と同じなので右→「2」
(3)電流の流れる水溶液を選べばよいので「4、5」
5の食酢はすぐに選べると思います。4のしょうゆは食塩水と考えてください。しょっぱいですよね?

(4)レモン果汁のかわりに塩酸と水酸化ナトリウム水溶液にするとどうなるか?
レモン果汁は酸性だから、塩酸は同じ、アルカリ性の水ナト水は逆、と思いましたか?引っかかりましたね。これは水溶液の問題ではなく電池の問題です。針の振れ方は何によって決まるか?→2で整理したようにAとBの組み合わせで決まるのです。つまり、水溶液は電流が流れさえすれば何でも同じ→「3」

(5)これはさすがに難しい。2を消すことは出来ると思いますが、1も3も4もそれっぽい…。
1→水温が高い方が反応は速い→うーん、保留。
3→水溶液に電流を流すときには電極を近づけると電流が流れやすくなりますが、これは電池なので×。(4)と同じ引っ掛けです。
4→大事なのは電極なのです。初めの問題文にも書いてあるのはAとBのこと。これです。
→「4」

(4)(5)は難しかったと思います。(1)~(3)で確実に得点出来たか?今回の理科で差が出たところでしょう。

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