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理科の合否を分けた一題

慶應中等部入試対策・理科の合否を分けた一題(2012年度)

今年の慶應中等部の問題も、例年通りの形式と難度でした。
基本問題が多いですが、ところどころに深い理解と思考を要求する問題があります。

少し詳しく見ていきます。

[1]月
ここは基本問題です。確実に、全問正解したいところです。

[2]太陽と熱 地面の温まり方を考える問題
これも基本問題ですが、(1)の朝と昼の違いを考えさせる問題は、慶應中等部らしいひねりで、少し惑わせるものになっています。

[3]電流 抵抗、発光ダイオード、電流回路の理解を確認する問題
一見シンプルですが、深い理解を求めている、慶應中等部らしい良問です。

[4]水溶液 共通の性質を見つける問題
基本形式ですが、牛乳、しょう油、リンゴ果汁といった一般的な水溶液の問題ではあまり登場しない水溶液(牛乳としょう油は厳密には水溶液ではありませんが)を考えさせるものになっています。日常の経験を理科に結び付けて考えられるか、を問われています。
6問中4問は簡単ですのでここまでを確実に得点することは、絶対です。
難しい問題に惑わされて簡単なものも落としてしまうのが、いちばん怖いパターンです。

[5]植物 年輪の問題
やや詳しい知識が要求されています。これも慶應中等部の特徴が出た問題です。

[3]でどこまで粘れたか、[4]で失点を最小限に抑えられたか、が合否を分けるポイントになった。
ここでは、より慶応中等部らしさが出ている[3]を取り上げます。

[3]
(1)AとBは同じ豆電球です。直列につないだ方が抵抗が大きくなって電流が小さくなりますから、Bの方が明るい。ここは基本です。「2」

(2)性能の違う豆電球はあまりやったことがないかもしれませんが、電熱線の発熱は知っているでしょう。抵抗と発熱(この場合は明るさ)を考える問題です。
図2でBとCを並列につないだときの明るさが図1のAおよびBと同じですから
CはBより暗い ということになります。

明るさ B>C 並列回路では電流の大きさで明るさが決まります。
電流  B>C 並列回路では抵抗の小さい方にたくさんの電流が流れますから
抵抗  B<C
ここでAとCを直列につなぎます。AとBは同じ性能ですから
抵抗  A<C 直列回路ではどこでも流れる電流が同じなので
電流  A=C 電流が同じ場合抵抗の大きい方が明るさ(発熱量)が大きくなりますから
明るさ A<C
となります。よって「2」

『理科の合否を分けた一題(2012年度)』 >> 1 2
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