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理科の合否を分けた一題

慶應中等部入試対策・理科の合否を分けた一題(2016年度)

難易度分類

(1)A  (2)A  (3)B  (4)B  (5)A
(1)B  (2)A  (3)B
(1)A  (2)A  (3)A  (4)A
(1)B  (2)A  (3)B
(1)A  (2)A  (3)A  (4)A  (5)B

A…慶應義塾中等部合格を目指すなら必ず得点したい問題
B…やや難しく差がつく問題
C…難問

出題総評

今年度(2016年)の慶應義塾中等部の理科は大問5つの構成でした。【1】は星座、【2】は電流と方位磁針、【3】は呼吸、【4】は水溶液の濃度、【5】は鉄とうすい塩酸を用いた気体の発生に関する出題でした。全体的に理科の基本的な知識を問う問題が中心です。ただし、【4】や【5】のように少しひねった問題も出題されます。これらの問題は理科の基礎知識を使って考えることができるかを問うています。日々の学習では、単に基礎知識を丸暗記するのではなく理科の各単元の根本原理を理解してから覚えるようにしましょう。

問題別寸評

(1)

うお座は(う)。うお座は黄道12星座の一つでぺガスス座の近くにあります。

(2)

Aはわし座の一等星のアルタイル。オリオン座には2つ一等星がありますが、Bはベテルギウス(赤色)でCはリゲル(青白色)。

(3)

(あ)はおとめ座です。おとめ座は春の真夜中に南中します。「日没後西の空に見える」星座はその季節の「真夜中には見えない」ということです。春の星座のおとめ座が真夜中に見えなくなる季節は秋です。

(4)

(え)はオリオン座で、冬の代表的な星座です。

(5)

オリオン座は西の空にある時、オリオン座の三ツ星は少し右下がりに傾いています。

(1)

リード文からエナメル線を巻いた方位磁針の向きは通常の方位磁針の向きと反対になっていることに注意しましょう。

(2)

図D-イは図D-アに比べて、方位磁針の向きが反対で傾きが大きくなっていますので、電流の向きが反対になり、電流の大きさも大きくなったことがわかります。

(3)

6はショート回路でプロペラも回転しなくなります。1、4は方位磁針は動いてしまします。

(1)

酸素は空気の21%、窒素は78%です。

(2)

吐き出した空気に含まれる気体の割合は酸素が減って二酸化炭素が増えています。

(3)

肺では血液を通して気体(二酸化炭素と空気)の交換が行われます。吐き出す空気には二酸化炭素が多く、吸った空気には酸素が多く含まれています。

(4)

ラッコ、イルカはほ乳類。ワニはは虫類。サメは魚類。ザリガニは水中に生息する甲殻類です。この中で肺呼吸をするものは、ラッコ、イルカ、ワニ。サメ、ザリガニはえら呼吸です。

(1)

⇒合否を分けた一題参照。

(2)

生卵が浮いたのは12%の食塩水のときのみ。それ以外(10%の食塩水、水、サラダ油、エタノール)はすべて生卵は沈みます。これは12%の食塩水の浮力が一番大きくなるからです。同じ体積でくらべた重さが一番重いのが12%の食塩水だからです。

(3)

【実験C】より、食塩水とエタノールは溶け合います。

(1)

うすい塩酸に鉄を加えると水素が発生します。水素は燃焼するときポンと音がして水滴になります。

(2)

実験1で一定量のうすい塩酸と過不足なく反応する鉄の量は6gです。10gの鉄は溶け残ってしまいます。

(3)

発生した気体の量と塩酸の量が比例することを使います。図2から気体200㎤を発生させるのに塩酸は100㎤必要です。気体80㎤を発生させるために必要な塩酸の量は40㎤(100÷200×80=40㎤)。

(4)

鉄の量は発生した気体の量に比例します。図1から鉄6gで300㎤の気体が発生しています。図2からAでは気体は200㎤発生しています。気体200㎤を発生させるには鉄は4g(6×÷300×200=4g)必要です。

(5)

図2で、実験Ⅲの塩酸70㎤で350㎤の気体が発生しています。実験Ⅱの塩酸100㎤で200㎤の気体が発生していますので、実験Ⅱの塩酸70㎤では140㎤の気体が発生します(200÷100×70=140㎤)。同じ量の塩酸(70㎤)で実験Ⅱでは140㎤の気体が発生し、実験Ⅲでは350㎤の気体が発生しました。これは実験Ⅲで使った塩酸の濃度が実験Ⅱで使った塩酸の濃度より2.5倍濃いことを意味しています(350÷140=2.5倍)。

合否を分けた一題

殻付きの生卵を(ア)1%の塩酸に入れたとき、(イ)10%の食塩水に入れて加熱し続けたとき、卵が浮いてきた理由としてもっとも適切なものを、1~8からそれぞれ選びなさい。
(【4】(1))

1 卵の殻が溶けたから
2 卵の殻に気泡がついたから
3 卵の白身が固まったから
4 卵がふくらんだから
5 卵の温度が上がったから
6 水の温度が上がったから
7 水の量が減ったから
8 水に卵の殻の成分が溶けこんだから

(ア)生卵の殻は炭酸カルシウムでできています。炭酸カルシウムにうすい塩酸を加えると泡が発生します。この泡は二酸化炭素です。つまり、殻付きの生卵を1%の塩酸に入れたとき卵が浮いたのは、卵の殻に二酸化炭素の気泡がついたからです。
(イ)【実験A】の結果は、生卵は10%の食塩水には沈み、12%の食塩水には浮きました。10%の食塩水をガスバーナーで加熱し続けると水分が蒸発し、食塩水の濃度が上がっていきます。食塩水の濃度が12%になったとき生卵が浮いたと考えられます。

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