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理科の合否を分けた一題

浦和明の星中入試対策・理科の合否を分けた一題(2017年度)

難易度分類

[1] 問1 A  問2➀ A  ② A  問3③ A  ④ A  問4 B
[2] 問1 A  問2C A  E A  問3 A  問4 A  問5 A
[3] 問1 B  問2 B  問3a A  b A  c A
[4] 問1 A  問2 A  問3 A  問4 A  問5 B

A…浦和明の星の星合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識、解法次第で、得点に大きく差がつく問題
C…難易度、処理量から判断して、部分点を拾えればよしとする問題

出題総評

2017年度の浦和明の星は、例年通り、実験や観察の結果をもとに、考察する問題が中心となっています。
物理分野の問題は、光の反射の法則にしたがって、鏡にうつるろうそくの数を考える問題。
化学分野の問題は、典型的な水溶液の分類と、シンプルな中和の問題。
生物分野の問題は、人体の断面図を導入とし、消化液のはたらきの実験をもとに考える問題。
地学分野の問題は、北天の星の見え方の問題。
浦和明の星特有の、基本の知識と根本的な考え方を確認する問題となっていて、ふだんの勉強をしっかりこなしてきた生徒なら、得点しやすくなっています。
実験を題材にした問題では、実験の手順をきちんと追って理解し、データを的確に処理できることが大切です。普段から、表やグラフの意味を理解し、利用できるようにしておきましょう。
基礎知識をしっかり身につけるとともに、理科的な視点で論理的に考える姿勢をもつことが大切です。典型的な問題であっても、気を抜かずに的確に対応しましょう。

問題構成は、4分野から大問4題、小問24問。
解答形式は、言語が3問、記号選択が15問、数字が6問。
記述や作図・グラフ作成は、ありませんでした。ここ数年、記述や作図は見られないのですが、昨年だけ、作図があったことから、今後出される可能性はあります。
数字については、計算に時間かけない工夫や、場合によっては、合理的にあたりをつける技術も必要です。
選択肢は、すべて選ぶものが散見され、基本の知識でありながら、的確に判断して選ばなければなりません。

問題別寸評

[1]

(物理)光の進み方についての問題です。
鏡に映った像が、どのように見えるかを考える問題です。
はじめに、鏡で、光が反射して進む様子を確かめます。
次に、鏡の前を歩いて移動すると、鏡を通して見える範囲がどのように変わるかを考えます。
最終的には、鏡にうつって見えるろうそくを作図で確かめながら、その本数についての規則性を見つけます。

問1

鏡に入る光と、反射する光を、方眼紙に書き入れて確かめます。

問2

鏡による、Fのろうそくの像の位置にF’を書き入れ、➀と直線でつなぐと、鏡を通ります。しかし、F’と②を直線でつなぐと、鏡のある範囲を通りません。

問3

星子さんの位置からろうそくが見えるとき、ろうそくからも星子さんを見ることができます。このように、光の進む向きを逆にしても、まったく同じ道筋を進む性質を、光の逆進性といいます。③・④の星子さんの像の位置から、鏡を通して結ぶことができる範囲のろうそくの本数をもとめます。方眼に対して、鏡が45°傾いていることに注意しましょう。

問4

問3と同様に作図して考えます。星子さんの位置が⑤~⑧のとき、どの場合も7本のろうそくを見ることができます。

[2]

(化学)水溶液と中和に関する問題です。
前半は、典型的な水溶液の分類の問題です。どれもよく知っている水溶液ばかりですから、実験の結果を、手元に書き出して整理しながら、どれがどの水溶液であるかを確定していきます。
後半の中和も、ごく標準的な問題です。確実に得点しておくべき問題です。

問1

実験の結果から、Aはアンモニア水、Bは炭酸水、Cは塩酸、Dは石灰水、Eは水酸化ナトリウム水溶液、Fは食塩水、Gはさとう水とわかります。

問2

酸性やアルカリ性の水溶液にアルミニウムがとけると、水素が発生します。

問3

塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜ合わせると、中和反応がおこり、塩化ナトリウム(食塩)ができます。

問4

実験から、塩酸5mLと水酸化ナトリウム水溶液8mLが完全中和することがわかります。
塩酸3mLに水酸化ナトリウム水溶液7mLを加えると、水酸化ナトリウム水溶液が余るので、アルカリ性を示します。

問5

塩酸12.5mL(10+2.5)と完全中和する水酸化ナトリウム水溶液の量を求めます。
12.5×8/5=20より、20mLです。

[3]

(生物)人体に関する問題。
前半は、人体の断面に、臓器をあてはめていく問題です。もっている知識をフル動員して考えます。
後半は、だ液と胃液のはたらきについて調べる実験の結果をもとに、考察する問題です。実験条件のバリエーションが多く、対照実験の考え方がしっかり身についているかどうかが問われます。

問1・2

→合否を分けた一題参照。

問3

実験の条件と結果をまとめると、下の表のようになります。

a. Aでは、でんぷんはだ液によって分解され、残っていないと考えられます。Dには、もともとでんぷんがありません。
b. E・Fでは、でんぷんが分解されなかったことがわかります。AとEを比べると、塩酸がだ液のはたらきを妨げていると考えられます。
c. 「ペプシン」のはたらきを確かめるのですから、[実験3]の条件から、ペプシンだけを除いた溶液を用意します。

[4]

(地学)北天の星の動きに関する問題。
基本的な知識の問題が中心です。最後の計算問題は、典型的な緯度の計算を使うもので、見たことがある生徒も多かったのではないでしょうか。受験勉強にしっかり取り組んでいれば、対応できる問題です。

問1

Aはカシオペヤ座、Bは北斗七星(おおくま座の一部)です。
選択肢のエの「おおいぬ座」にひっかからないように気を付けましょう。
北斗七星は、5月5日の午後8時に、最も高い位置に見えるので、おぼえておきましょう。

問2

北天の星は、北極星を中心に、1時間に15度(1日に360度)ずつ、反時計回りに動いて見えます。
したがって、6時間後は図1より90度動いていることになります。

問3

北極星は、昔から航海の目標としてとても重要でした。その位置は、カシオペヤ座か北斗七星のどちらかが見えていれば、探し出すことが出来ます。基本の知識ですから、おぼえておきましょう。

問4

北極星の高さは、その土地の北緯と同じです。

問5

弘前市の北緯がわかりませんから、さいたま市との北緯のちがいからもとめます。地球の円周が43200km、さいたま市と弘前市の距離が600kmとあるので、360×600/43200=5より、地球の表面で5度の違いがあります。弘前市がさいたま市の真北にあると考えると、弘前市の北緯は40度(35+5)。北極星の高さも40度です。

(4)⇒合否を分けた一題参照

合否を分けた一題

人体の断面図の、どの部分がどの臓器かを考えます。
図1~3に表した臓器は、”代表的な臓器”で、すべてではないため、パッと見ただけでは、判断が難しく、迷った生徒も多かったのではないでしょうか。

[3]
問1・2

まず、図2に着目します。⑦は、かなり大きな臓器で、似た形で左右にあるので、肺と考えます。すると、⑤は左右の肺に挟まれる位置にある心臓とわかります。図3では、肺の下の部分が、肋骨に沿ったところに残り、もう一つの大きな臓器である肝臓(②)が現れます。肝臓は、横隔膜の盛り上がっている部分の下にあります。胃はさらにその下ですが、図には描かれていません。⑥は、上下に通る管ですから、食道です。気管は、枝分かれして左右の肺につながるはずなので、あてはまりません。図3の①は小腸、③は大腸の上行結腸と下行結腸です。④は、左右の背中側にあるので、腎臓と考えられます。
ここまでわかれば、問1・2は、同時に解答できます。
図4のあは図2、いは図3、うは図1があてはあまります。
また、食べ物は、⑥→①→③の順に通ります。

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