| 新規会員登録

社会の合否を分けた一題

浦和明の星中入試対策・社会の合否を分けた一題(2017年度)

A…浦和明の星中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識、解法次第で、得点に大きく差がつく問題
C…難易度、処理量から判断して、部分点を拾えればよしとする問題

難易度表

Ⅰ キリスト教に関係したできごと
問1 A 問2 B 問3 (1)A(2)A 問4 C 問5 A 問6 A 
問7 A問8(1)A(2)A 問9(1)A(2)B
問10 A 問11 A 問12 A 問13 A 問14 A 問15 B 
問16 A 問17 B
問18 A 問19 B 問20 B 問21 B 問22 A 問23 A 
問24 B 問25 A 問26 A 問27 A

出題総評

2017年度の浦和明の星中は、例年の2題構成から1題構成へと変更となりました。
出題範囲に関しては、例年と変わらず歴史の出題量が多くなっています。その他、特筆すべき事項として、平成24年以降出題が続いていた地図の読み取りが出題されませんでした。(※2回試験にて出題)
歴史分野は、古代~中世の歴史が中心となっています。正誤問題が多くなっています。各出来事の正確な把握がポイントでした。また、写真や図に関する問題は出題が見られませんでした。
地理分野では、例年と同じく、地形や産業などが中心に出題されていました。こちらも例年通り統計資料に関しての出題が見られました。全体的に難易度は例年に比べると易化したといえます。

問題構成は、3分野から大問1題、小問31問。
31問のうち歴史に関する出題は17問と全体の半分を占める割合となっています。
記号選択問題30問のうち、正誤問題は6問、資料の読み取りに関する問題は3問出題されています。
試験時間は理科と合わせて50分ですので、25分と仮定した場合、決してじっくりと考える時間はありません。したがって、高い定着度の知識と、素早い判断が必要です。

問題別寸評

(地理・歴史分野)古代~中世までの歴史と地理の分野結合問題です。
この大問では、古代から~中世までの歴史と貿易や産業・地形などを複合させた分野結合型の問題が出題されています。冒頭の問1が資料問題で解くことに時間がかかってしまう問題ですので、注意が必要でした。また、問4はかなり難問ですので「捨て問」として時間をかけることなく処理できていたかも重要です。

問1

近畿地方の人口密度に関する問題です。近畿地方のなかで最も人口の多い府県は「大阪府」です。
面積を考えると最も人口密度が高いDが「大阪府」であると分かります。そして最も人口密度が低いAは「奈良県」です。したがって、ウが正しいです。

問2

正誤問題です。
(ア)の「…前方後円墳が出現したのは6世紀後半…」とありますが、前方後円墳が出現したのは3世紀後半ですので、誤りです。

問3

(1)
アの「…空海らは遣隋使として…」とありますが、空海は「遣唐使」として中国へ渡りました。
イの選択肢の説明文は「白村江の戦い」を表していますが、白村江の戦いのときの天皇は天智天皇です。
エの勘合貿易を主導していたのは、室町幕府3代将軍足利義満です。したがって源実朝は誤りです。
(2)
魚介類の輸入先1位が中国であることから、中国を表すのはアです。

問4

朝鮮半島へ向かうヤマト王権を妨害しようと反乱を起こした豪族は「磐井」です。
物部氏と戦いに敗れました。また、(ウ)熊襲(エ)隼人は九州地方の人々を指す言葉です。

問5

(ア)「フォッサマグナ」は糸魚川と「静岡」が正しいです。
(イ)日本海側の地方で冬に雪が多く降るのは、「北東」ではなく、「北西」の季節風の影響です。
(ウ)日本の総面積のうち、本州の割合は約60%です。

問6

(イ)「浄土教」が信仰されたのは、平安時代の中期以降のため誤りです。
(ウ)大宝律令下では、班田収授法により戸籍に基づき6歳以上の男女の口分田が与えられました。
   私有地の所有が認められたのは723年に制定された親子三代にわたって土地の所有を認める「三世一身法」、743年に制定された新たに開いた土地の所有を認める「墾田永年私財法」が制定されてからのことです。
(エ)「ひらかな・かたかな」は平安時代中期以降に使われるようになりました。

問7

(1)
アの「やませ」は夏に太平洋側から吹く冷たく湿った風です。したがってアが誤りです。
(2)
合否を分けたこの一題で取り上げます。

問8

(1)
(ア)の足利尊氏は管領ではなく、征夷大将軍です。
(イ)の源頼朝も同じく征夷大将軍です。
(ウ)平清盛は関白ではなく「太政大臣」です。

(2)
坂上田村麻呂を征夷大将軍に任命したのは「桓武天皇」です。桓武天皇の政治に関する問題です。
アは平安京に遷都する前の都は長岡京です。したがって(ア)が正しいです。
(イ)の「大仏造立の詔」を出したのは聖武天皇です。
(ウ)の「院政」を行ったのは白河上皇です。
(エ)の「承久の乱」をおこしたのは後鳥羽上皇です。

問9

(1)
(ア)が正しいです。(イ)ぶり は東シナ海での水揚げが多いです。(ウ)最上川が流れるのは山形県です。(エ)小千谷つむぎは新潟県です。

(2)
(ア)奥州藤原氏が拠点としていた、奥州では、砂金や馬が産出されました。
   したがって「蝦夷地との交易によって手にいれ…」というのは誤りです。
(イ)「北野天神縁起絵巻」は菅原道真を描いたものです。
(エ)奥州藤原氏を滅ぼしたのは源頼朝です。

(歴史・地理)中世~江戸時代に関する歴史と地理の複合問題です。
平安時代~江戸時代は例年出題されることが多いため、対策によって大きく差が出たといえます。

問10

平安時代の「武士の台頭」に関する正誤問題です。
(a)は正しいです。(b)平将門は自らを「新皇」と名乗り、関東地方のおもに「下総国」を拠点としていました。

問11

(ア)8代執権北条時宗はフビライ=ハンからの国書を拒否しました。
(イ)時宗がフビライ=ハンからの国書を拒否したことにより元軍が二度にわたって日本へと襲来していきました。二度にわたる襲来、文永の役と弘安の役を「元寇」といいます。したがって、前九年・後三年の役は誤りです。
(ウ)「蒙古襲来絵巻」は御家人の竹崎季長が絵師に描かせたものです。
(エ)足軽が登場したのは室町時代の中期です。正しくは「悪党」です。

問12

石山本願寺の跡地に建てられたのが「大阪城」です。したがって(イ)が誤りです。

問13

薩摩藩は現在の鹿児島県です。したがって(ウ)が正しいです。
(ア)渥美半島は愛知県です。(イ)有明海は、福岡県・佐賀県・長崎県に面しています。(エ)水島コンビナートがあるのは、岡山県の倉敷市です。

問14

江戸幕府の命で薩摩藩によって支配されたのは「琉球王国」です。

問15

(ア)は1873年、(ウ)は1874年、(エ)1873年の出来事です。
岩倉使節団が欧米に向かったのは1871年の出来事です。

問16

(エ)十勝平野では、稲作がさかんではなく、サトウキビの生産は行っていません。

問17

(イ)フェートン号は「長崎」で起きた事件です。(ウ)札幌農学校が設立されたのは明治時代以降です。
(エ)日露和親条約下では、千島列島の択捉島以南は日本領とされていました。

(歴史・公民分野)近代の歴史と国際社会に関連した問題です。
選択肢問題では、その選択肢が何について説明しているのかを「言い換える」ことができたかが大きなポイントです。

問18

(イ)下関条約の結果、日本は清から賠償金2億両を支払わせました。
(ウ)南満州鉄道株式会社はポーツマス条約によって日本がロシアから利権を継いだものです。
(エ)二十一か条の要求(1915年)は、第一次世界大戦の際に日本が中国に対してだしたものです。

問19

(ウ)1910年の韓国併合の後、韓国に設置されたのは「朝鮮総督府」です。「総監府」とは、第二次世界大戦時に、日本がアメリカ軍との本土決戦に備えて日本の各地方に設置されたものです。

問20

(ア)台湾は「中華民国」ですが、国連においては独立国とは認められていません。
(ウ)孫文は1912年に中国で「辛亥革命」を起こしました。辛亥革命とは日本からの独立運動ではなく、清王朝を追放し中華民国を建国したものです。
(エ)中華民国では、統一の声もあるものの、国民投票によって統一が決まったわけではありません。

問21

(ア)満州国の皇帝は清王朝最後の皇帝溥儀が据えられました。しかし、満州国は実質的な日本の植民地となっていました。
(イ)南満州鉄道を爆破事件は「柳条湖」です。盧溝橋事件は日中戦争のきっかけとなった事件です。
(エ)満州国は国連からは認められていません。

問22

(イ)難民とは、「迫害や、紛争などによって出身国の秩序が混乱し、国際的な保護が必要となることを理由に、出身国を逃れた人々」をさします。また、日本の難民受け入れ率は10%を大きく下回るなど先進主要国のなかでも特に少なくなっています。

問23

(ア)戦争終了後に昭和天皇は退位していません。(イ)GHQの統治下では、1945年に女性にも参政権が認められました。(エ)首相は直接選挙では選ばれません。

問24

(ア)普天間基地への移設は、県民からの反対はありますが工事は進んでいます。
(イ)最高裁の判決では憲法違反にはなっていません。
(ウ)沖縄県では、日本で唯一地上戦が行われました。この戦いで県民の4分の1にあたる10万人が亡くなりました。「焼夷弾」とは、東京大空襲などの都市を攻撃するためのものです。

問25

(ア)ロシアは旧ソビエト連邦の領土をすべて引き継いだわけではありません。また、国連の非常任理事国ではなく、常任理事国です。(イ)ロシアは大統領制の国です。また、首相も存在します。(エ)ロシア・アメリカ・中国はTPPには参加していません。一方、WTOには参加しています。

問26

日本最東端の島は「南鳥島」、最西端の島は「与那国島」です。

問27

領海の外にある「…資源を独占的に利用する権利が認められている」水域を、排他的経済水域といいます。排他的経済水域は200カイリと定められています。

合否を分けた一題

浦和明の星中では、例年資料やグラフの読み取り問題が出題されています。
年度によってその種類は様々ですが、試験時間を考えると素早く解答をする必要があります。
それぞれのグラフから瞬時に特徴を読み取る練習を重ねておきましょう。

問7

(2)
設問から、青森県の特徴を考えます。青森県は「リンゴ」の生産で有名です。

次に、各項目の「特徴」を確認していきます。
「米」の項目は(ア)が最も多く、(イ)が最も少ないです。
「果実」の項目は(イ)(エ)が他の県に比べて多くなっています。
「野菜」の項目は(イ)が最も多く、(ア)(ウ)の2県は低くなっています。
「畜産」の項目は、(ウ)が突出して多くなっています。

(ア)~(エ)の特徴にあてはまる県をそれぞれ確認します。
秋田県は、米の生産がさかんですので(ア)があてはまります。
岩手県は、畜産がさかんですので(ウ)があてはまります。
秋田県に次いで米の生産が盛んで、かつ果実の栽培がさかんなのは山形県です。(エ)があてはまります。したがって(イ)青森県です。

このように、まずはグラフの特徴を整理する習慣をつけましょう。

この記事は役にたちましたか?
全く役に立たなかった役にたたなかったどちらでもない役に立ったとても役に立った (No Ratings Yet)
Loading ... Loading ...


浦和明の星中合格対策ドクターのトップに戻る
この記事が気に入ったら是非ご登録を

浦和明の星中入試対策・関連記事一覧

浦和明の星中入試対策・同じ教科(社会)の記事

浦和明の星中入試対策・同じテーマ(合否を分けた一題)の記事

他校の同じ教科(社会)の記事



menu_school

算数

国語

理科

社会

プロ講師募集

お問い合わせ

PAGE TOP