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国語の合否を分けた一題

早稲田中入試対策・国語の合否を分けた一題(2019年度)

難易度分類

問一 (A) A (B) B (C) B 問二 A 問三 A  
問四 どちらもA 問五 A 問六 B 問七 A 
問一 A 問二 A 問三 A 問四 B 問五 A 問六 A 問七 A

A…確実に得点したい問題

B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題

C…国語力がないと歯が立たない問題

問題総評

今年度の早稲田中学は大問二つの構成となっており、例年通りの出題でした。大問一は、児童養護施設の新人児童指導員の、一人の少女とうまくコミュニケーションが取れないことへの葛藤の物語文でした。大問二はメディア論、真実と事実の違いの論説文でした。ある程度の語彙力を持っていないと正解とならない問いが含まれています。また、答えの根拠が遠い所にある問いもありました。この辺りが早稲田中学らしさと言えます。

問題別寸評

問一 漢字の書き取り

Bの「娯楽」の「娯」は小学校配当漢字ではないので、厳しいでしょう。Cの「夜更かし」も読めるが書けない、の典型的熟語です。早稲田中学の漢字の難度の高さを理解して、受験対策をしておくことが重要です。

問二 主人公の心情

物語のはじまりの段階での主人公の心情の確認が出題されました。この段階で主人公は、まだ自分の仕事を軽く考えていることが読み取れます。「しかたない」 「開き直り」 「あきらめ」 「自己肯定」 「現実逃避」などが読み取れる選択肢を選びます。ただし、その心情の対象が奏子であることを忘れなければ、容易に正解は選べたことと思います。

問三 主人公の心情

線部から「恐怖」を感じたことがわかるはずです。あとは線部の直前直後を読んで恐怖を感じた経緯をおさえます。細部理解の問いと気づけば正解が選べます。

問四 慣用句

Aは直前の会話文の答えが、自分の期待した答えと違ったことに呆然としていること、Bは直前の会話文の答えが、やはり自分の期待した答えと違ったことに何も言えなくなったことです。どちらも慣用句としてはよく見るものですので、正解したいところです。

問五 空欄補充 ※抜き出し

奏子にとって、児童養護施設がどのようなものなのか、を聞いている問いですが、久志も同じ状況にあることから、久志の会話文から答えを見つけることができます。1ページ前という少し離れたところに答えがあるので、内容を把握して読めていないと、タイムロスをしてしまう問いです。

問六 主人公の心情 ※記述

線部の10行前に「『……ちきしょう』 吐き捨てたのは、自分自身に対してだった。」とあるように、今まで自分が奏子との問題を避けてきたことに対し、自分を責めています。そのうえでの線部「―いいから踏み出せ」です。この後に実際に行動したことを、線部の段階では決意した、ということをまとめると答えです。早稲田中学としては「45字以上50字以内」という珍しく長い記述でした。背景や目的を答えの要素として追加しなくてはいけない点が、やや難しいかと思います。

問七 奏子と久志の心情

直前の二人の言動に注目すれば、選べる問いでした。正解してほしい問いです。

問一 空欄補充 ※抜き出し

本文のキーワードである「事実」と「真実」。この説明として、国語の重要なキーワードである「客観的と「主観的」が使われました。早稲田中学の受験生なら問いを読んだだけで答えが想定できてほしいものです。当然、落としてはならない問いです。

問二 言い換え問題 ※抜き出し

線部「いろんな側面がある」と「事実」という言葉をヒントに答えを探す問いです。そうすると「事実は、限りなく多面体なのだから。」という表現が見つかることでしょう。問いのヒントを明確にして探し、タイムロスを少なくしたうえでの正解が望まれます。

問三 段落並び替え

早稲田中学としては珍しい問題が出題されました。このタイプの問題は時間がかかる割に正答率が低いものですが、この問題はライオンとトムソンガゼルの場面にきれいに分けられる上に、「ここで場面が変わる」という書き出しの段落もあり、一読して関係性が読み取れる、容易なものと言えます。落としたくない問いです。

問四 筆者の意見 ※記述

合否を分けた一題で説明します。

問五 線部の結果 ※抜き出し
問い「メディア全体はどのような傾向になってしますか」を頭に入れて答えを探せば、線部の9行前(「メディアの論調は…似てしまう。」)に答えがあることに気づくでしょう。タイムロス

を少なくして見つけてほしい問いです。

問六 線部の適切な説明

この部分も本文のキーワードに基づいて作られた問いです。線部の後ろを最後まで読むと、筆者の最後に言いたいことが書かれています。市場原理を作っているのは、「僕たち」受け手なのだと。正解してほしい問いです。

問七 空欄補充

問六に関連します。最後の一文を読めば、選べる問いでしょう。正解してほしい問いです。

合否を分けた一題

今回は大問二の問四を、合否を分けた一題に取り上げたいと思います。
早稲田中学特有の、少ない字数の記述問題です。

問四 筆者の意見 ※記述

傍線部3「事件や現象は、いろんな要素が複雑にからみあってできている」とありますが、そういった「事件や現象」を報道する際、メディアを担う人々が現場で意識するべきことは何ですか。解答欄の
 P ・ Q にあてはまることばを、それぞれ十字以上十五字以内で答えなさい。ただし必ずどちらにも次のことばを用いなさい。
視点

【解答欄】
メディアを担う人々は自分たちが P と自覚すると同時に、 Q しなければならない。

解き方の手順
問いに空欄がある場合、空欄の直前、直後の表現が最大のヒントになります。

まず解答欄Qを見てみると、直後が「しなければならない」というように強調された文末になっています。筆者の意見が強く表現されていることがわかるのですが、このような強調文末が線部の8行後ろに「もっといろんな角度から視点をメディアは呈示するべきなのだ。」の「べきなのだ。」として使われています。

次に解答欄Pを見てみると、直後に「と自覚する」とあります。「自覚」という言葉を探すと、1ページ前の最初の1行にあります。「自分が伝えられることは、結局のところは主観的な真実なのだ。そう自覚すること。」これに「視点」を入れて答えを作ります。

答え

P 主観的な視点の真実を伝えている
Q もっといろんな角度からの視点

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