| 新規会員登録

理科の時期別学習法の提案

麻布中入試対策・時期による理科の学習法の提案(2ページ目)

~子供の疑問をきく

好きなことを調べてゆくと、疑問がでてきます。学習において“疑問を持つ”ということは非常に大事なことです。親御さんとしては忙しくて、中々聞いて挙げられないかもしれませんが、できるだけ子供から出てきた質問や疑問は聞いてあげてください。

答を説明してあげることも大事ですが、自分で考えさせるとことも重要です。

「なんで恐竜は絶滅したんだろう?」

「どう思う? どう考える?」

と聞くと面白い発想がでてきたりします。その後、

「一緒に図書館に行って調べてみよう」

と一緒に調べてみます。はじめは一緒に行っても何回か繰り返していると、図書館に行って自分で調べる習慣ができてきます。

調べてみても解らないこと、様々な仮説があって正解がないこと、も多いと思いますが、それはそれでいいのです。逆にはっきりしていないほうが子供の想像力を高めます。

~好きなものから中学受験の分野に導く

ある程度、恐竜の知識がついてきたら、“進化”や“類似”をキーワードに現在の動物に導きます。

「恐竜は何に進化したんだろう?」

「ステゴザウルスの骨の板は何でついてるの?」

ステゴザウルスの板は、いろいろな用途があったようですが、その一つに体温調節の機能があります。同じ機能はウサギの耳、ゾウの耳にもありますから、ここにつなげたり、

「恐竜で性転換する種類はいないの?」

現存の動物達には性転換したり、雌雄同体の生物がいます。

カクレクマノミは、イソギンチャクに集団で生活していますが、一番大きいのがメス、二番目に大きいのがオス。そのほかは中性です。万が一、、メスが死ぬとオスがメスに性転換、中性の中で一番大きい固体がオスになります。

ギンブナ(マブナ)はほとんどメスです。普通は精子と卵子が受精して受精卵の発生がはじまるのですが、ギンブナの場合、精子は遺伝的に貢献はせず、卵子は精子がかかると、その刺激によって発生を開始します。ギンブナはメスのクローンなわけです。

クロダイ、ナメクジなども調べてみると面白いです。

さらに

「人間は、どうなってるんだろう?」

と、人体に誘導してゆきます。

このように導き、興味を持つようだったら、各種の図鑑を見たり、TVも「ダーウィンが来た!」「しぜんとあそぼ」などを流しておくと、興味をもって見るようになります。

『時期による理科の学習法の提案』 >> 1 2 3 4 5 6 7
この記事は役にたちましたか?
全く役に立たなかった役にたたなかったどちらでもない役にたたなかったとても役に立った (3 投票, 平均値/最大値: 4.33 / 5)
Loading ... Loading ...


麻布中合格対策ドクターのトップに戻る
この記事が気に入ったら是非ご登録を

麻布中入試対策・関連記事一覧

麻布中入試対策・同じ教科(理科)の記事

麻布中入試対策・同じテーマ(時期ごとの学習法)の記事

他校の同じ教科(理科)の記事



PAGE TOP