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理科の時期別学習法の提案

麻布中入試対策・時期による理科の学習法の提案(6ページ目)

4.小学5年生の学習

基本的には3年生~4年生と学習法を継続して下さい。ただ、この時期は、塾に通われる生徒さんが多いと思います。塾の講義を聞き、宿題を行うだけではなく、塾のカリキュラムの単元における、授業やテキストの内容を、3~4年生の時に作ったノートで確認し、根本的な理解を深めます。

ノートに抜けがある場合には補充してゆきます。ノートを何度も読み返してください。新たに疑問ができたときは自分で調べて、どんどん書き込んでゆきます。

また、並行して、4年生で学習する範囲も学習しておきましょう。4年生の学習範囲も比較的重要で、入試問題ではそれを発展させた出題例が少なくありません。四谷大塚の予習シリーズをもとにして、知識を広げてゆきます。

四谷大塚の予習シリーズは中学受験に必要なキーワードは網羅されています。それぞれに解説を加えると膨大な量になってしまうので、要点だけ、キーワードだけが記載してあります。これを一つ一つ発展させて、詳しい内容を自分なりにまとめておくと大きな力になります。

苦手単元はこの時期につぶしておいてください。苦手単元の克服は何が原因かを考えるところからはじまります。知識不足か、どの部分の理解ができていないからか、こういう分析は生徒さん本人ではこんなですので、塾の先生や家庭教師に判断してもらうといいでしょう。

5.小学6年生の学習(夏まで)

(1)7月前半までは、全範囲の総復習

中学受験全範囲を総復習してください。4年生~5年生までの各単元の基本的知識、根本的な考え方を確認し、今までの模試やテキストの中で、できなかった問題、理解がすすまなかった問題をもう一度解きなおしてください。

今まで自分で作ったノートをもう一度読み返して、理解を定着させましょう。夏期講習はほぼ全範囲の問題演習を行う塾が多いようですから、ここで学力を確認できるように前半は準備をしてください。

塾の夏期講習は、学力の確認に重きを置き、できるだけ講師の解説で理解できるように完結してくるのがベストでしょう。勿論、理解が進まない問題や授業時間が少なく、解説がなかった問題は家庭で復習してください。

(2)夏休みは過去問の進め方のスタイルを掴んでおく

夏休みに是非やっておきたいのが、麻布の過去問です。ただ過去問に触れてみるとか、とにかくできるだけ多く解く、というのではなく、目的は、今後、過去問の学習を進めるときのスタイルを掴むことです。

秋以降になると、どうやって過去問のとり組むか、試行錯誤している時間はありません。夏休みに、そのスタイルをある程度決めておき、定着させることが必要です。

過去問は、とにかく1問1問を深めることです。具体的な取り組み方は「■麻布中学への合格戦略」「■麻布中学の合否を分けた一題」に詳しく載せましたので、こちらを参照してください。

『時期による理科の学習法の提案』 >> 1 2 3 4 5 6 7
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