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国語の合否を分けた一題

女子学院中入試対策・国語の合否を分けた一題(2017年度)

難易度分類

問1A  問2A  問3A  問4A  問5A  問6A  問7A
問8A  問9A  問10A 問11A 問12B 問13A 問14A
問1A  問2B  問3A  問4B  問5A  問6B  問7B
問8B  問9B 問10A  問11B 問12B 問13A 問14A
全てA

A…女子学院中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題

問題別寸評

問一

筆者の考えの理由を確認する記号選択問題です。
傍線部を含む段落の後半をみると「…オフではない…生きるための営みなのだから」という説明が確認できます。

問二

要点とは意味が合わない具体例を確認する記号選択問題です。
正解となる内容は傍線⑨を含む段落の後で「サクセスストーリー」の例のひとつとして触れられています。

問三

言葉の意味を確認する記号選択問題です。

問四

漢字の意味を確認する記号選択問題です。

問五

ことわざを完成させる空欄補充の問題です。

問六

傍線部の理由を簡潔に説明する記述問題です。
傍線部直後の文から段落末尾までを確認しましょう。設問は「二点」に分けて説明することを要求していますが、「それに」という接続語の前後で分割して説明できることが分かるはずです。

問七

二つの事柄の関わりを簡潔に説明する記述問題です。
傍線部の次の段落を確認しましょう。「だから」という接続語がありますから、読んでいるときにも注目できる部分です。難しい問題ではないでしょう。

問八

傍線部の内容を詳しく言い換えた説明を確認する記号選択問題です。
選択肢の説明はいたって素直なものです。悩むことなく正答できるはずです。

問九

言葉の意味を確認する記号選択問題です。

問十

傍線部の内容を詳しく言い換えた説明を確認する記号選択問題です。
傍線部直前の文を確認しましょう。「…暮らしは…楽にならず…母親が病に…」とあります。「貧乏なだけではない」ということが意識されれば問題ありません。

問十一

具体例の共通点を簡潔に説明する記述問題です。
傍線部の手前の段落を確認しましょう。「…貧しい者が福を授かる…」とあります。これも易しい記述問題であると言ってよいでしょう。

問十二

要点を具体例にあてはめて説明する記述問題です。
設問が指定する具体例(「ごんぞう虫」の話)は、傍線⑩を含む段落で説明されています。
この話の中で、人物の行動や心のあり方をプラス・マイナスの対比で確認できれば、どこに注目すべきかは明らかとなります。

問十三

文章の要旨を正しく理解した感想を確認する記号選択問題です。
設問は注目すべき箇所(傍線部)を指定していません。まずは最終段落を確認しましょう。「“他人の幸運を羨まず…”……暮らしの知恵だった…」とあります。しかし、ここで要旨を常識的なイメージで理解した気になってはいけません。傍線⑪の直後の段落に「しかし…怠け者が…幸福を手に入れることも珍しくはない…」とあります。

問十四

 漢字の書き取りの問題です。

問一

言葉の意味を確認する記号選択問題です。

問二

傍線部の指示語が表す内容を確認する記号選択問題です。
確認するべき部分は傍線部の直前であり、簡単そうに見えるのですが、各選択肢の言い換えが微妙に悩ませるような作りになっています。やや難しい問題かも知れません。

問三

言葉の意味を確認する記号選択問題です。

問四

要点の内容を具体例に置き換える記号選択問題です。
傍線部の意味は直前の内容とは対比的に強調されています。「はっきりと区別する」という意味を確認するまではよいのですが、各選択肢の内容は文章に直接書かれていないものです。よって、文章との照合ではなく「知識」で判断しなければなりません。

問五

言葉の意味を確認する記号選択問題です。

問六

「合否を分けた一題」として解説します。

問七

傍線部の対義となる意味を確認する記号選択問題です。

問八

筆者の意見を確認する記号選択問題です。
まず傍線部のなかの指示語(「その理屈」)が表す内容を確認しましょう。直前の「…生物に関する分類学なのだから…生物学の範疇に属すべき…」ですね。それに対する筆者の反論(意見)は直後の文(「分類学は…たまたま…対象が生物であったに過ぎない…」)で明らかとなっています。「対象は生物でなくても構わない」という意味に最も近い意味の選択肢を選べばよいわけです。

問九

具体例から要点を確認する記号選択問題です。
傍線部の2つ手前の文に「『…とは何か』…という問いに対して…答えを用意している」とあります。これを言い換えると直前の段落の末尾にある「共通の性格」を知っているということになります。このように確認していけば選択肢の識別は容易になります。しかしながら、傍線部だけを凝視してしまうと、悩んだ末に誤答してしまうということになりかねません。やや難しい問題でしょう。

問十

傍線部の理由を確認する記号選択問題です。
傍線部の直前の文を確認すると「…きれいに分類できなかった…ことは…屈辱…」となります。選択肢に紛らわしさは見受けられません。易しい問題でしょう。

問十一

対比として強調されている表現を探す抜き出し問題です。
傍線部を含む段落から4つ手前の段落まで戻ると「一方では専門科学…分類…、他方では日常生活…分類…」という対比が強調された文が確認できます。文章を読んでいるときに意識的に注目できていれば解答の検索は容易かと思われますが、そうではなかった受験生にとっては時間のかかる厄介な設問だったかも知れません。

問十二

具体例が強調する要点を簡潔に説明する記述問題です。
傍線部の直前に「この」という指示語がありますが、だからと言って機械的に直前の内容で解答できると判断してはいけません。解答の要素は、さらに1つ手前の段落まで戻らなければ検索できません。「要するに」の前後の説明にたどり着ければ解答は容易になりますが、悩んだ受験生も少なからずいたのではないでしょうか。

問十三

筆者の意見を確認する記号選択(正誤)問題です。
最終段落を確認しましょう。「『…問題』の根っこは…分類体系と…理論…とみなすべき…」
と強調した後は「…どのように…だろうか」「…なぜだろうか」という問題提起で終えています。勝手に批判の意味を読み取ってしまうと、不適切な選択肢を選んでしまいます。

問十四

構成(組み立て)が同じ熟語を確認する記号選択問題です。

単純な漢字の書き取り問題です。ここは必ず全問正解しておきたいところです。

合否を分けた一題

二 問六

要点の内容を具体例にあてはめて説明する記述問題です。

解き方の手順

①傍線部直後の段落に具体例が説明されています。そこに、指定された具体例(「チョウ」
または「チューリップ」のいずれか)をあてはめるのは簡単なことであり、一見答えや
すくなっているように見えます。
⇒「…スイカやナシのひとつひとつ…ばらばらな…」
     ↓
②しかしながら傍線部後半の「分類」の条件については、さらに二つ後の段落の末尾まで
検索を進めないと明らかにはなりません。
⇒「共通の…性格をあぶり出す…」
     ↓
③解答要素を整理します。
⇒「チョウ(チューリップ)にはさまざまな性質のものがあり、一つ一つ別ではあるが、共通の性格があるものをまとめてチョウ(チューリップ)と名付けている。」

女子学院の国語の設問は「要点(抽象)と例(具体)の関連づけ」を要求する設問が多く、受験生もそれを意識した対策学習をしてきているはずです。この問六もそのような問題なのですが、ただ単に具体例と分かる言葉をあてはめるだけでは十分に評価される記述解答にはなりません。その意味では、やや難問であったでしょうし、順番に解いていた受験生は、ここで時間をかけてしまって後の設問を解く余裕がなくなってしまったかも知れません。

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