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算数の塾別学習法の提案

女子学院中入試対策・塾ごとの算数の学習法の提案(サピックス生)(2ページ目)

SAPIX 6年生夏休み

『サマーサポート』は難易度が急上昇します。JGの出題傾向にそぐわない問題が散見されるため、生徒の状況に応じて問題の取捨選択が必要になってきます。在籍クラスによっては、デイリーチェックの得点をある程度割り切って考えることも必要でしょう。

どこの塾でも最上位クラスに在籍していると、夏休み中は男子最難関校に焦点を合わせたハイレベルな演習に終始します。難問にじっくり向き合う時間が長いため、どうしても処理速度が鈍りがちになります。JG志望者にとって致命的であり、それを防ぐために、軽めの問題をテンポ良く解き進める作業をどこかに組み込んでいく必要に迫られます。幸いにもSAPIX生には『基礎トレ』という最適教材があるわけですから、スピード練習を行っているという強い意識を持って取り組みましょう。

『サマーサポート』の問題を削る分、東京出版『プラスワン問題集』を夏休み中に1回転させておきます。ただし、立体の切断に関する問題の大部分は除外して構いません。スピード練習ではなく、“典型問題+α”の解法定着に向けての問題演習ですから、時間がかかっても正しく理解することが肝心です。正解した問題も必ず解説を熟読し、複数の解法を習得しておくと、JGの過去問を解くときに威力を発揮します。

『有名中学入試問題集』ですが、在籍クラスによって取り扱いが異なります。SAPIXから出された指示が負担になるようなものであれば、柔軟に対応していきましょう。

夏休み後半の夏期集中志望校錬成特訓から、本格的なJG対策授業が始まります。ただ、演習授業が連日長時間に渡って行われるので、家庭での復習時間の確保が難しいでしょう。

授業中に間違えた問題の解き直しだけは必ずその日のうちに済ませて下さい。

SAPIX 6年生後半

9月以降の学習は、あれもこれもとやるべきことの多さに振り回されないようにしましょう。①SS特訓、②過去問演習、③東京出版『プラスワン問題集』、④平常授業の復習、の優先順位で進めることになります。

6年生後半の『デイリーサポート』がJG志望者にとってオーバーワーク気味になり、正直使い勝手が良くありません。出題傾向に沿って頻出分野の学習に比重を置く時期ですので、優先順位を誤らないように注意しましょう。

①日曜日のSS特訓を、学習の主軸としましょう。

まず、志望校別講座でのテスト演習は、各自に合わせた時間配分の基準を私が提案するので、それを実践する場となります。1回分終えるごとに、時間配分は適切だったか、解法に抜けがなかったか等をチェックして反省点を洗い出し、次回のテスト演習につなげていきましょう。

また、志望校別講座で取り扱うプリントも重要です。校舎によってはJG単独クラスではなく、女慶クラス、女雙クラス、女フェリスクラスなど、様々なクラス設定になりますが、収録されている問題を見る限り、どの学校を志望していても必要な演習なので、「なんで他の学校と一緒?」と気にする必要はありません。

配布される『女子学院中学への100題』については、半分は過去問の数値替え問題です。テスト演習でも同様の問題を解いているため、それらを除いた残りの問題だけ取り組んでもらいます。

単科講座については、頻出分野の演習量を増やす、逆に出題頻度の低い分野について演習量の不足分を補う、という観点から、解法力講座を選択してもらいます。ただし、JGは4教科均等配点ですから、算数以外で足を引っ張る科目があるならば、そちらの講座を選択すべきでしょう。

②過去問演習はSSのテスト演習と同様の取り組み方をして下さい。最低でも10年分は実施します。“求め方”の添削をし、注意点・修正点をアドバイスしていきます。

なお、過去問の2回転目の取り組み方は生徒によって異なります。SS特訓を受講している生徒の場合は、2回転目で全セットに取り組む必要性はあまり感じられません。生徒個々に応じて指示を出していきます。

11月ないし12月から併願校の過去問にも順次目を向けていきましょう。

③9月から東京出版『プラスワン問題集』の2回転目に入ります。1回転目は時間不問ですが、2回転目は制限時間を設定します。10月末までに2回転目を終了させ、冬休みに入るまでに3回転目を終了させましょう。3回転目は2回転目で×だった問題のみで構いません。

④平常授業については、間違えた問題の解き直し・理解だけで十分です。教材・プリントがたくさんあってやり残しが気になるかもしれませんが、一切気にしないことです。弱点補強が必要な分野がある場合は、適宜取り組むべき問題を指示します。

ただし、『基礎トレ』は日付通りに進めましょう。何度も述べますが、スピード練習の素材として最適なレベルの問題です。

9月以降の重要な模試は、①第1回~第4回合不合判定テスト、②第1回・第2回学校別サピックスオープン、③他塾の学校別判定テスト、になります。各塾の学校別模試の特徴は「時期別学習法 6年生後半」を参照して下さい。

正月特訓はJG志望者としての仕上がり具合を測る絶好の機会です。本番と同じ形式でのテスト演習を重ねるので、時間配分の最終チェックを行いましょう。

『塾ごとの算数の学習法の提案(サピックス生)』 >> 1 2
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