物足りませんので、かかる時間に差が出たであろう気体の計算を確認しておきます。
[2]
問4 気体発生の計算では、過不足なく反応したときの値を求めるのが鉄則です。
アルミニウム0.4g以降480mLで気体発生が止まっているので、塩酸40mLはすべて反応したことになります。
このとき反応しているアルミニウムは
0.1×480/134=0.358…
となります。
わり切れないのが少しイヤなところですが、ここでこだわって正確な値を出す必要はありません。
塩酸40mL アルミ0.358g 水素480mL
今、
塩酸20mL アルミ0.2g 水素□mL
ですから、塩酸は0.5倍、アルミは0.5倍より多い。よって足りなくなる塩酸の量で気体の発生量が決まります。
480×0.5=240mL
問5 もう一度過不足ない反応の値を書きます。
塩酸40mL アルミ0.358g 水素480mL
今、
塩酸60mL アルミ0.4g
塩酸は1.5倍、アルミはそれよりも少ないですから、アルミで気体の発生量が決まります。
0.358gは正確な値ではないので、アルミで気体の発生量が決まっているところをさがします。
アルミ 0.1g 水素134mL
ですから
アルミ 0.4g 水素□mL
134×4=536mL
難易度分類
[1]
問1A 問2A 問3A 問4B 問5B 問6A 問7A
[2]
問1A 問2A 問3B 問4B 問5B
[3]
問1A 問2A 問3A 問4A 問5(1)A(2)B
[4]
問1A 問2A 問3B 問4B 問5B
A:開成中学を目指すなら必ず得点したい問題
B:着眼点や解法、また詳しい知識により正答率・かかる時間に差がつく問題
とばしてもよい問題は、今年の問題にはありません!