本年度の出題は小学生の男の子を主人公とした作品で、同世代の受験生には共感しやすい内容であった。年度によっては女の子が主人公であったり、家庭問題や複雑な人間関係が背景にあったり、精神的に大人っぽい受験生でないと、少々読みづらい物語である場合もあるので注意したい。
昨年度(2012年度)は「東日本大震災」に関するリード文から、地形の特徴やメディアの特性、東北地方の関連問題、災害に関する歴史などが出題されました。例年に比べて時事問題に直接的に関連した出題が中心でした。
本年度(2013年度)は「静岡県」に関するリード文でしたが、静岡県に直接的に関係する問題ではなく、静岡県の話題を切り口とした地理・歴史・公民の各分野の一般的出題が中心でした。標準的な出題傾向に戻ったと言えるでしょう。