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国語の時期別学習法の提案

駒東中入試対策・時期ごとの国語の学習法の提案(5年生)

長文に慣れる。

まず、駒場東邦中は6,000字から8,000字程度の長文を出題するので、早いうちから長文に慣れておくことが必要である。例えば、入試問題から物語文の長文を選んで、読ませるといった方法も効果的であろう。さらに、友情や家族のきずなが描かれた文章を選んで読ませると駒場東邦中対策につながり、一石二鳥である。

(ただし、あくまでも読ませることだけを目的にする。まだ、解く力が身についていないので、その状態で解いても効果は半減する。)

*聖光学院などで出題されている物語文はいい練習になるであろう。

漢字、語句の強化

漢字、語句は市販の問題集で充分対応できるので、早めに仕上げておく。なぜなら6年生では記述の練習もしなければならないので、あまり漢字や語句などに時間をかける余裕はないからである。さらに、心情に関する語句の知識を増やしておけば、心情記述にも役に立つ。毎日、コツコツと繰り返し勉強していこう。あと、覚えにくい言葉や漢字は辞書を引いて意味調べしておくこと。(電子辞書は止めよう。楽をして学習すると、身に付かない。)

選択肢問題の正答率を上げる

解き方のコツは、

設問条件をしっかりチェックしたうえで、傍線部とその周辺の出来事やセリフに注目する。そして、心情の大まかな内容をとらえたうえで、選択肢をみる。

選択肢の文をそれぞれ比較、検討する。
そして二つくらいに絞り、二つの選択肢の違う部分をチェックしたうえで、本文(答えの根拠となる部分)と照らし合わせながら、どちらかを選ぶ。言いすぎ、道徳的に正しいが、本文に書かれていないものに気をつける。(ひっかかりやすいので。)

選択肢の文が長い場合は、文を前半と後半に分けてチェックする。

 

以上のことを意識しながら、予習シリーズや入試問題、塾のテキストなどで訓練していくこと。テストも同じように解くこと。

模擬テストの活用

5年生は、比較的時間にゆとりがあるので、塾の公開テストを受けることを勧める。

具体的には、

サピックスの志望校診断サピックスオープン

A(基本、処理能力重視),B(思考、記述重視)タイプに分けて志望校の合格の可能性を判定するもの。サピックスは駒場東邦中に130名の合格者を出しているので、このテストは駒場東邦中の受験者レベルを知る、いい機会になる。

日能研の記述力模試(三月に実施で新6年生対象なので、気をつけよう。)

文字通り、記述力のレベルを試す模試。解説授業もあるので、復習もしやすい。
日能研も駒場東邦中に90名以上合格者を出しているので、参考になるかもしれない。

日能研のPRE合格判定テスト

日能研の6年生の「合格判定テスト」で培った正確なデータを利用し、膨大かつ詳細な入試学校情報で350校以上の判定を可能にするテスト。

などが挙げられる。

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