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社会の合否を分けた一題

豊島岡女子中入試対策・社会の合否を分けた一題(2019年度)

難易度分類

問1:A 問2:A 問3:A 問4:A 問5:A問6:B 問7:B 問8:A 問9:A 問10:B 問11:A 問12:A問13:A 問14:C 問15:B 問16:A
問1:A 問2:A 問3:A 問4:B 問5:C問6:B 問7:A 問8:B 問9:A

A…豊島岡女子中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識、解法次第で、得点に大きく差がつく問題
C…難易度、処理量から判断して、部分点を拾えればよしとする問題

出題総評

2019年度の豊島岡女子中は、例年通り、基本的知識を問う問題が中心です。
出題の難易度は昨年までと比べて、易化したといえます。
選択問題では、環境問題に関連した難易度が高い問題が一部見られたものの、3分野の標準的な知識が定着していれば解答することができる問題が多数を占めていました。
地理分野は、例年通り産業や地図の読み取りなどが出題されています。今年度は、「ごみ」がテーマとなっていたため、「循環型社会」や「家電リサイクル法」などの問題も見られました。
歴史分野は、例年通り全時代からの出題でした。記述問題では、「木簡」について説明させる問題が見られました。時代整序に関連した問題は今年も出題されており、豊島岡女子受験者においては、出来事と時代の一致は必須と言えるでしょう。
公民分野では、例年通り政治分野を中心とした出題でした。今年は死刑をテーマに問題が展開されていましたが、「裁判所」など1つに偏った出題ではなく、三権からまんべんなく出題されていました。
大問1つを占めること、誤りを選ばせる問題が多いことから、暗記重視の学習のみでなく、仕組みや働きなどの根本原理を理解することが重要です。

問題構成は、3分野から大問2題、小問25問。
解答形式は、語句形式が9問、記号選択が14問、記述が1問、並べ替え問題が1問。記述は、20字程度で書きやすい問題でした。語句形式の問題は一部難しい漢字を用いた語句がみられました。一方、選択肢は大問の2公民分野において「あやまっているもの」を選ばせる問題が多く、確かな知識が求められる問題でした。

問題別寸評

(地理・歴史分野)「ごみ」をテーマとした地理と歴史の複合問題です。
昨年開かれたサッカーロシアワールドカップでの出来事を切り口に問題が展開されています。
今年度は女子学院や桐朋中でも同様に地球規模での環境問題が出題されていました。
昨年度2018年はワールドカップが開かれたことから、時差や緯度・経度に関する出題がみられました。大問自体の難易度は例年よりやや易しくなったといえるでしょう。
豊島岡女子で頻出する、表やグラフに関連する問題は、今年も出題されていました。
近年、毎年出題されている地図の読み取りは、今年度も出題されていました。
しかし、過去の出題のような、1、2段階工夫して解くという問題ではなく、知識が回答の差をつける問題となっていました。

問1

ロシアからは主に、原油や天然ガスなどの資源を輸入しています。したがって「4」があてはまります。
2は資源が上位にありますが、「肉類」も含まれているため、オーストラリアとなります。
1はアメリカ、3はドイツとなります。

問2

地球は球体ですので、ほぼ裏側となると、北緯40°は南緯40°で東経140°は西経40°となります。

問3

歴史の正誤問題では、内容だけではなく「時代」にも着目することが大切です。
1の「野尻湖遺跡」は旧石器時代の遺跡です。

問4

明治時代、日本の近代化のために外国から招いた学者や専門家のことを「お雇い外国人」といいます。

問5

「木簡」は、現在のメモ帳のような役割をもっていました。当時は「紙」が高級品であったため、木を削って繰り返し使われていました。

問6

1は鎌倉幕府末期、2は鎌倉幕府中期、3は平安時代初期、4は平安時代後期、5は平安時代中期です。

問7

「本丸」や「一の丸」という言葉は「城のある部分」を指すときに用いられます。
また、市役所や交番の北側にも「福山城跡」という部分からも城下町であったことがわかります。

問8

現在の静岡県~愛知県を支配していたのは、桶狭間の戦いで織田信長に敗れた今川義元です。

問9

江戸の改革に関する問題です。
徳川吉宗は、1の「洋書の輸入制限緩和」以外に、上米の制や公事方御定書などを行いました。
2は、5代将軍徳川綱吉の説明です。
3は、老中水野忠邦が行った天保の改革の説明です。
4は、11代将軍のときに定められたきまりです。

問10

足尾銅山鉱毒事件は、足尾銅山から渡良瀬川流域に流れ出た鉱毒が大きな被害をもたらした日本初となる公害で、衆議院議員であった田中正造が天皇に直訴しました。直訴の結果、簡易的な対策は講じられましたが採掘は続きました。

問11

東大寺の宝物庫であるのは、正倉院です。

問12

果物のなかでも、特に輸入量が多く、次にパイナップルが続くことから「バナナ」があてはまります。

問13

船による輸送は、一度に大量に輸送することができるという特徴があります。
また、自動車などに比べると環境への影響が少ないです。したがって、「2」が海運となります。

問14

パソコンに関しては、家電リサイクル法の対象ではなく、資源有効利用促進法の対象となります。

問15

合否を分けた1題で取り上げます。

問16

( )の直前にある「限りある資源を有効に活用する」という部分や直後の「型社会」という部分から
循環型社会があてはまります。

(公民)死刑をテーマとした三権、時事などの公民分野からの出題です。
豊島岡女子の第1回入試では毎年公民分野が1つの大問として出題されています。
三権や憲法に関する問題は定番で、仕組みや働きなどの根本原理を理解できているかどうかで大きく差がつく部分です。直近の入試では国政選挙が行われた年度はリード文で題材として取り上げられています。2019年は、参議院議員通常選挙に加え地方選挙も実施される予定のため、政治分野への対策は必須と言えるでしょう。時事からは、昨年成立したIR関連法や、自然災害に関する関連した問題が見られました。

問1

最高裁判所は第3審が行われる場所です。第2審の高等裁判所の判決に不服の場合、最高裁判所に申し立てすることを上告といいます。

問2

条約の締結を行う機関は「内閣」です。
内閣の仕事は5の「予算案の作成」です。
1は天皇、2は国会、3は国会、4は裁判所の仕事となっています。

問3

1995年の1月という部分から「阪神淡路大震災」であることがわかります。

問4

裁判員に選ばれるのは、20歳以上で選挙権を持っている国民です。

問5

四審制の議論は活発ではありません。また、三審制は権利を守る上では非常に大切ですが、一方で判決が確定するまで時間がかかってしまうという欠点も抱えており、四審制では更なる時間がかかることが予想されるため、導入の検討はほとんど行われていません。

問6

両院協議会は必ず開かれるのは、「予算の承認」「条約の承認」「内閣総理大臣の指名」の際です。

問7

昨年の国会で政府は、カジノを含む統合型リゾート(IR)に関連する法案を成立させました。

問8

好況(好景気)の時には、消費活動が活発化し、労働者の賃金も上昇し物価の上昇につながります。

問9

「自分の住みたいところに住み、職業を選ぶことができる」というのは、経済活動の自由になります。

合否を分けた一題

豊島岡女子中学では、例年グラフや表の読み取りに関連した問題が出題されます。
単純な読み取りではなく、社会科の知識を活用して解く問題がほとんどです。
瞬時に表やグラフの特徴を読み取り、その特徴に関連した知識を正確かつ素早く引き出すことが重要です。日頃の学習の中で、学習した知識どうしを結びつける心掛け大切です。
また、表やグラフの特徴を読み取る練習も欠かせません。単純な1問1答形式の問題や暗記帳のような参考書だけの学習では、こういったグラフや表の読み取り問題への対応力はつきません。
したがって、日頃から表・グラフの問題に触れながら経験を重ねることが必要です。似た表や共通しているグラフを繰り返し目にすることによって着目点を養うことができます。

問15

 
都道府県別のリサイクル率が上位の中国地方の県である、「岡山県」「鳥取県」「山口県」の3県を判別する問題です。

まず初めに、表の特徴を読み取り、「あ」「い」「う」の情報を整理します。

リサイクル率(2016年) 農業生産額(2015年) 漁業生産額(2015年) 商品販売額(2014年) 工業製品出荷額(2014年)
31.2% 23位 33位 18位 15位
30.9% 39位 26位 31位 18位
30.6% 38位 24位 47位 45位

表の読み取りは、「最大値」や「最小値」がその表から読み取れる特徴となります。
【表の特徴】
「あ」は、リサイクル率、農業生産額、商品販売額、工業製品出荷額の項目で3県中最も高い。
「い」は、農業生産額で3県中最も低い。
「う」は、漁業生産額が3県中最も高く、商品販売額・工業製品出荷額が最下位。

次に、「岡山県」「鳥取県」「山口県」の特徴を比べます。
この部分を素早く、正確に回答できるかどうかが得点のカギです。
これまで学習した地理の内容から考えられるその都道府県のイメージのみではなく、実際に「統計資料」に日頃から触れて、数値で特徴を捉えて置くことが大切です。

これら3県のなかで、最も人口が多く、工業や農業の面においても発達しているのが「岡山県」です。
岡山県は、瀬戸内工業地域の中心となっている県の一つでもあり、政令指定都市を抱える都市でもあります。したがって、「あ」は岡山県があてはまります。
ついで「山口県」ですが、こちらも岡山県同様に瀬戸内工業地域の中心となっている県のため、工業製品出荷額があの次にたかい「い」があてはまります。

「う」は、鳥取県です。鳥取県は西日本の中でも上位に入る「境港」を抱えていることから、3県の中で最も漁業生産額が高くなると考えることができます。

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