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社会の合否を分けた一題

フェリス女子中入試対策・社会の合否を分けた一題(2018年度)

難易度分類

A―a①:A  ②:A  b:A  c:A  d:A  e:A  f:B
B―a:A  b:C  c:A  d:A  e:C  f:A
C―a①:A  ②:A  b:B  c:A  d:A  e①:A ②:B  f:A
A―a:A b:B
B―a:A b:B c:B
C―a:B b:A c:A
D―a:A b:A c:B
E―a:C b:B
F―a:A b:B
G―a:B b:C c:B
H―a:B b:A c:A d:C

A:易しい(フェリス女学院の合格を目指すなら確実に正解すべきレベル)
B:標準的(ややまぎわらしいが落とせないレベル、ここで差がつく問題)
C:難しい(受験者の大半ができないため差はつかない問題)

出題総評

全体的に良問が多く、基礎基本を問う問題だけではなく、切り口を変えて出題してみたり、テキストには載っていない点を考えさせたりする問題が見られます。もちろん、基本的な学習を欠かすことはできませんが、それだけではなく、「どうしてそうなるのか。」というように、出来事のきっかけまで踏み込んだ学習を進めていくことが大切でしょう。また、いかに深く学習を進めたとしても、初見の問題に出会うのがこの学校です。しかし、そういった問いにも基礎的な知識から解答を進めることができるため、やはりしっかりとした基礎力が必要であるといえるでしょう。
 また、30分間の試験時間ではあまり悩みながら解答するのは難しそうです。そのため、日ごろから時間の意識をしながら解き進めていくことが大切でしょう。

問題別寸評

Ⅰ 東京駅から新幹線で九州に向かうまでの地理・公民の問題
A

a 焼津港は日本の遠洋漁業の基地であるといわれるほど、日本有数の遠洋漁業がさかんです。200海里の排他的経済水域が設定されたり、石油危機が起こったりした1970年代には大きく漁獲量を下げています。また、日本の漁港のなかでは銚子港に次いで水揚げ量が多いです。

b お茶の生産は静岡県に次いで、鹿児島県、三重県と続きます。お茶の葉の生育には高温多雨で、水はけのよいところが好まれます。

c 消防署の地図記号は江戸時代の火消しが用いていた「さすまた」がモチーフになっています。火を消すというよりも、火を広げないために周辺の家屋を破壊するために用いていたようです。

d 静岡県の汽水湖である浜名湖では、ウナギの養殖が盛んです。

e 天竜川は天竜すぎという人工林があり、以前はいかだを組み、天竜すぎを川の上流から流して下流まで運ぶという水運の役割を担っていました。

f 間伐は、人工林の木々をまっすぐに生育させるためのものであり、必ずわれます。以前はそれを出荷していましたが、近年は外国産の安価な木材の輸入が増え、間伐材の輸送費用を考えると利益を生みにくいため、出荷しないことがあるようです。

B

a 茨城県はピーマン・はくさい・メロンなどの近郊農業がさかんであり、野菜の割合が多いことが特徴です。また、石川県は新潟県と近く、稲作がさかんです。

b 「塩害」ということばに聞きなじみがないかもしれませんが、干拓後の土壌には塩分が含まれていて、そこで作物を栽培すると根から水分が吸収されてしまい、うまく生育できないということが起こります。石灰などで除塩することで土壌を改善するなどの対策が必要です。

c 愛媛県は真珠の養殖がさかんですので、養殖業の生産額が高くなっています。高知県は面積のわりに人口が少ないことから判断し、香川県は日本で最も面積が小さいながらも瀬戸大橋で本州とつながれており、人口が多く、人口密度が高くなっています。

d 水島地区はコンビナートがあり、重化学工業の盛んな都市です。

e サウジアラビアは原油によって経済を発展させてきましたが、原油の埋蔵量には限りがあり、将来的なことを考えると原油以外の産業で外貨を獲得する必要があるのです。

f 岡山県の伝統工芸品は備前焼です。これは岡山県の旧国名が名前の由来となっております。

C

A①:公共事業費を選択させることに驚いたかもしれませんが、社会保障費・地方財政の援助(地方交付税交付金)が設問中に出てくるため、それを先に入れたあとに残るものを答えにすればよかったのです。

②:天皇の国事行為は内閣が行うことです。

b 稲作はある程度温暖な気候が必要ですが、暑すぎてもいけません。また、りんごは寒暖差がなければならないほかにも冷涼な気候が必要です。そこから考えれば、気温に関することだと推測ができます。また、気温に関することがらで問題視されていることは「地球温暖化」という言葉が出てくるはずです。

c 地産地消をすることで、その地域の名産品を知る機会となったり、輸送にかかる費用が少なくて済むため新鮮なものが安く消費者に届けられたりという長所があります。

d 阿蘇山は熊本県にあります。また、2017年に男体山が活火山に登録され、日本の活火山は111箇所となりました。

e① 日本の輸出入相手国は中国とアメリカです。また、輸出と輸入とでは1・2位が入れ替わってしまいますので注意しましょう。

② ⇒合否を分けた1題で扱います。

f アマゾン川は流域面積が世界一の河川です。長さが世界一のものはナイル川です。日本の河川比べると、川の流れがゆるやかで、長いという特徴があります。

2 各時代の戦いやそこで活躍した人物に関する歴史の問題
A

a 平城京には朱雀門があります。朱雀とは中国の神話に登場する霊獣で、南を司るものです。朱雀門は南門であるので関連づけると良いでしょう。
b 白村江の戦いは日本が百済の助けに応じて、唐・新羅の連合軍と争ったものです。それを指揮していた斉明天皇の死などの原因があり日本は敗北し、その報復を警戒したことから防人を設置したと考えられています。

B

a 10世紀半ばの争いは平将門の乱と藤原純友の乱です。これらが起きたのは下野国と瀬戸内海ですので、それらを選べばよいのです。

b 後白河天皇の側について保元の乱で戦った平清盛と源義朝は、その三年後に平治の乱で争いました。平氏が勝利したことで、これ以降はしばらく平氏の世の中となります。

c 平清盛が行ったものの中で、「経済的な利益をもとめた」ものを考えると、日宋貿易が浮かべられるでしょう。そこで、現在の神戸港のあたりにあった大輪田の泊を修築し、日宋貿易をはじめたということが考えられるでしょう。

C

a 「征夷大将軍」という言葉を考えましょう。「征夷」とは「蝦夷を征討する」という意味ですので、ここから考えて記述すればよかったのです。

b 鎌倉時代に軍事・警察を担当していたのは侍所です。政治は政所、裁判は問注所というようにしっかりと区別をしておきましょう。また、これは室町時代にも引き継がれます。

c 一度目の襲来であった1274年の文永の役のあとには、二度目の襲来に備え、博多湾沿いに石塁を設置しました。二度目の襲来である1281年の弘安の役のあとには鎮西探題という役を置きました。

D

a 室町時代に国を任されていたのは守護です。彼らが地頭などを巻き込んで力をつけていったのが守護大名で、後の戦国大名となる存在です。

b 京都の復興は実際にそこに住んでいる人々が担いました。彼らは町衆と呼ばれる商工業者の集団でした。

c 石山本願寺は一向宗の総本山です。彼らは屈服しましたが、そうではなかった比叡山延暦寺は焼き討ちしていましました。

E

a 禁中並公家諸法度は徳川家康が、公家や貴族などの統制のために出したものです。また、武家諸法度は2代将軍の徳川秀忠によって出されました。

b 江戸幕府は重要な都市を直轄地として支配しました。その中には金銀などの鉱山資源も独占しました。

F

a  大日本帝国憲法下の日本では、天皇に軍隊の指揮権がありました。これを統帥権(とうすいけん)といいます。また、日本国憲法下では、自衛隊の指揮官は内閣総理大臣であり、これを文民統制(シビリアンコントロール)といいます。

b  日露戦争(1905年)の前には官営の八幡製鉄所(1901年)が設立されましたが、大型の機械や最新の兵器などは海外から輸入に頼っていました。

G

a  日本が国際連盟を脱退したのは、日本が満州国を不当に占拠したことを国際連盟から派遣されたリットン調査団に暴かれ、満州国の返還を求められたからです。当時の日本には経済的に満州を手放すことはできなかったのです。

b  第二次世界大戦における召集令状は心身の故障などの例外を除き、拒否することが出来ませんでした。また、その令状の色から「赤紙」と呼ばれることもあります。

c  ミッドウェー海戦で敗北した日本はその後、サイパン島も失いました。サイパン島を占領したことでアメリカの爆撃機の飛行距離が日本に届くようになり、本土への爆撃が開始されました。

H

a  戦後の日本はGHQによる民主化がすすめられ、女性に参政権が与えられたほか、労働三法が定められたことで労働者の地位向上が図られました。また、農地改革によって小作人などの地位が向上していきました。

b  日本国憲法第9条については頻出ですので、しっかりと覚えておきましょう。他にもよくでる条文だけでも目を通すようにすると良いでしょう。

c  日本にアメリカ軍が駐留することになったのはサンフランシスコ平和条約の直後に結ばれた、日米安全保障条約によるからです。また、国際連合への加盟は1956年n日ソ共同声明がきっかけです。

d  アフリカに新しくできたのは南スーダンです。2017年に派遣中止しているので、時事問題として学習を進めましょう。

合否を分けた一題

1― e― ②

日本の自動車を海外生産することは、「現地生産」という用語でなじみがあると思います。その利点として、生産や輸送の費用が安く済んだり、関税がおさえられたりという点があることも基礎的な学習で習得していることでしょう。ただし、今回はそれ以外の利点を挙げなければなりませんでした。そこで、海外での自動車生産に関することをより深く考えていかなければならなかったのです。日本と海外の国々との貿易関係を考える時に、物の売り買いに関して「円高と円安」ということを考える必要があります。円高であれば日本が輸入する際には有利ですが輸出するには不利となります。そのため、現地で生産してしまえば、その影響を受けないで済むため、これが利点といえるのです。

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