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算数

城北中入試対策・算数の合格戦略の提案

2010年と同様ならば

2011年以降も2010年と同様の入試が続いていくならば、城北中学校の算数の入試問題は基本問題を中心に出題されるので、基本問題を丁寧に素早く確実に得点する能力が最も重要になってきます。そのためにはテキストの範囲を全て網羅し、テキストの基本問題はもちろんのこと、サピックスで言えば☆印2つまで、四谷大塚で言えば練習問題、日能研で言えば練成問題までをとにかく丁寧にキチンと習得する必要があるでしょう。

その際に気をつけることは、計算ミスや1問にかけている時間、正解率、図や式の書き方、公式の有無などで、これらの事項をどれだけ注意しながら日々の学習を進めて来たかが、 入試直前になって大きな効果として現れてくるでしょう。

2009年までと同様ならば

前述のように、2009年までの城北中学校の算数の入試問題は応用問題が中心に構成されていました。2010年の状況も2009年の反動による結果で、たまたま問題が易しすぎたと いうことであれば、2011年は逆の反動が起こるか、2008年のように60%前後に落ち着くのではないかと考えられます。

その場合は、今まで同様に、計算問題の正確さとスピードを常に意識しながら日々の計算トレーニングを行い、基本問題を通して、なぜそうなるのか、どうしてこの解き方でよいのかを常に自問自答しながら、基本構造を理解し、それに止まらず、応用・発展問題に積極的に取り組んでいく姿勢が必要でしょう。
特に、城北中学校が第1志望のお子さんで、1日の入試で合格を取れなかったとなると、 翌日以降は御三家狙いの実力を有するお子さんとの戦いを制しなければならない状況になってきます。彼らは過去の城北中学校の過去問を自身の志望校の基礎力確認問題として扱っています。2日以降はこのようなお子さんとの勝負をすることを念頭に着々と準備を進めていく必要があるでしょう。

結局は応用・発展問題の取り組みが鍵となる

城北中学校の算数の問題が2009年と2010年では劇的に変わってしまったと延々と述べてきましたが、面白いことに過去3年を例に取ってみても、受験者平均点と合格者平均点の差は15点前後でほぼ毎年・毎回推移しています(城北中学校入試情報より)。

この受験者平均点と合格者平均点の差15点前後というのは、多くの学校で見られる現象です。多くの学校でのこの15点前後という点数は、入試問題中の捨て問にはできない比較的難しい問題の配点部分と一致することが多く、このレベルの問題ができるかどうかが合否を分けるといっても過言ではないでしょう。そして、そのような問題は、塾のテキストで言えば応用問題や発展問題などに載っている問題ですので、日ごろの学習において、やらなくてもよい問題にしてしまうのは危険でしょう。

たとえ解けなかったとしても、考えること、問題に触れておくことは大変重要であるといえます。さらに分からない問題でも解説を読むなり、使用されている図や表を確認することでも十分に意味のある学習になりますので、ぜひ行ってほしいものです。

また、基本問題中心の問題構成においての15点前後は、問題数にして3~4問に相当しますが、これらは計算ミスや勘違いから来る減点に起因することがほとんどです。模擬試験においては、家に帰ってきて解き直しをしてみたら、普通にできていたというあれです。

このミスを減らすという作業は、なかなか簡単にはいきませんが、やはりミスをしないような心がけや意識を持って日々の学習に取り組むこと以外にはありませんので、この点にも注意が必要でしょう。

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