中学受験は4年生~6年生で通塾して対策を行うことが一般的ですが、麻布中学を目指す場合、それでは不十分です。早めの対策を行ってゆく必要があります。
といっても、1年生から問題集を解かせるということではありません。
・理科に興味を持つ
・疑問を持つ
・自分で考える
・自分で調べる
・自分で実践する
・調べたことをまとめる
といった能力や自立的な習慣を身につけさせることにあります。
学年別に見てゆきましょう。
「理科に興味を持たせるにはどうしたらいいでしょう。」という質問をよく受けますが、“興味”というものは生徒さん本人の内側から出てくるものであり、親御さんや講師によってコントロールできるものではありません。
男のお子さんであれば、この時期、恐竜に夢中になる場合が多いでしょう。中学受験には殆ど出題されませんが、それでもかまいませんので、恐竜のことなら何でも知ってる、くらいに本人の好奇心に任せて、恐竜にどっぷりつからせるのです。
恐竜が好きで、恐竜の図鑑を見ていても、化石と名前を覚えるばかりで、図鑑の文章を読むことは少ないようです。これでは、“恐竜博士”になれませんから、一緒に読んでゆくのもいい方法です。2年生くらいになったら、親御さんから質問をしてゆくのがいいでしょう。
「草食恐竜と肉食恐竜は何が違うの?」
「鳥盤目と竜盤目は何が違うの?」
「いつごろ、どこにいたんだろうね?」
と聞くと、調べたり、自分で考えたりして説明してくれます。説明をよく聞いてください。こうすると知識や理解が深まります。さらに褒めてあげると、次の知識欲につながります。