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算数の塾別学習法の提案

駒東中入試対策・塾ごとの算数の学習法の提案(日能研生)(3ページ目)

6年生後半

6年生後期からは学習の優先順位が大きく変化します。

最優先にしたいのが駒場東邦中対策の日特です。駒場東邦中の過去問を分析し、類題や予想問題でテキストが構成されているため、解答の書き方や時間配分など、本番を意識した取り組みを大切にしましょう。復習は間違い直しはもちろん、答案の推敲や、時間配分の反省など、徹底することが必要不可欠です。

併せて優先しなければならないのが過去問演習です。毎週取り組む時間を決め、本番のテストのつもりで、時間配分や問題の取捨選択、答案の書き方を意識しましょう。答案は必ず信頼できる講師に提出し、添削とアドバイスを受けて、より良い答案作りを目指しましょう。

通常授業の復習は、よほど時間的余裕がない限りは、間違えた問題の直し程度で充分です。それ以上学習すると、勉強そのものが回らなくなる惧れがあります。

 

なお、6年生後期は、自分の位置を客観的に把握することが、今まで以上に重要になってきます。そのためにも、様々なテストを活用する必要があります。日能研では毎週テストがあり、日能研内での自分の位置は的確にとらえることができるでしょう。ただ、受験生全体での自分の位置を知ることが困難であるという点や、学校別模試が存在しないという点がデメリットとしてあげられます。たしかに日能研のテストや授業を休んで、外部試験を受けることは気が引けるかもしれません。ただそれでも、受けるだけの価値があるのです。そこで、私がお勧めするテストを二つ、挙げようと思います。

まずは合不合判定テストです。出題数が多く、手際の良さが求められる合不合判定テストの傾向は、正直に言って駒場東邦中の入試問題には全く合っていません。ただ、四谷合不合の最大の強みは受験者層になります。駒場東邦中を志望する受験生の大多数が受験するため、客観的に駒場東邦中志望者内での総合学力を把握するには、最高の指標であると言えるでしょう。各科目の点数や偏差値ではなく4科目の総合偏差値で、駒場東邦中志望者内での順位を意識しましょう。

次にサピックスが主催する学校別サピックスオープンです。駒場東邦中の問題を研究しつくした講師が練り上げた出題ですが、本番よりも難易度が高くなっていることが多いです。生徒自身の学力も本番までまだまだ伸びる時期なので、点数は絶対に意識してはなりません。例年、学校が発表している合格最低点を超える生徒は数えるほどしかいないのが現実です。ただそれでも傾向や配点など、実際の駒場東邦中の入試に即しているので、もっとも正確に駒場東邦中志望者内での自らの位置を把握することができるという点では優れています。120位以内が合格圏と判断できるので、まずはこの2回のサピックスオープンを勉強の目標とすれば良いでしょう。

四谷大塚の学校別テストも可能ならば受験しておきましょう。駒場東邦中に即したテストは数少ないですし、出題もよく練られた良問が中心です。ただ若干、受験者層が本番と異なるので、判定を鵜呑みにしないことが重要です。

『塾ごとの算数の学習法の提案(日能研生)』 >> 1 2 3
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