5年生のときと同様に、夏休みに入るまでは各塾のカリキュラムに沿って学習を進めて下さい。難易度が上がるため、毎週のカリキュラムの内容を理解するだけでも大変になってきますが、ここでも重要なのは基礎を固めることです。難問・奇問に目を奪われることなく、各分野の基礎知識・解法を定着させましょう。
ただ、塾によっては、JG頻出の平面図形・速さ・和差比の問題演習量が手薄になる危険性があります。その場合には、①平面図形・和差比については月刊誌『中学への算数』の「レベルアップ演習」の図形問題・文章題、②速さについては四谷大塚『予習シリーズ6年上』の速さと比(1)~(4)、速さに関する問題(2)の例題・基本問題・練習問題で補充します。
大手塾では、志望校判定テストの類いが6年生前半から本格的に実施されます。JGの合格可能性が△%というように数値化されるため、生徒にとっては気になるところでしょう。ただ、重要なのは、この時期の合格可能性の数値ではなく、どの問題が解けてどの問題が解けなかったのかの識別です。テストを受けることにより、自分のその時点での穴をはっきりさせ、その後の学習につなげていきましょう。