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算数の合否を分けた一題

駒東中入試対策・算数の合否を分けた一題(2013年度)(2ページ目)

合否を分けた1題

かつては平成16年に代表される「数学の先取り」のような出題が特徴であった駒場東邦中の算数ですが、平成21年以降は一般的な難関校向けの算数学習内容が出題の中心になり、難度も安定しています。
平成25年度も、「算数らしい出題」が継続されました。合格者平均点88.5、受験者平均点76.8という高い水準、も近年の駒場東邦中の算数の特徴とおりと言えるでしょう。
昨今の駒場算数中の出題においては「普段の塾での算数の努力量が得点に反映される」と断言してもよさそうです。

そんな現状を鑑み、平成25年の出題を見ていくと、まず は落とせません。
は駒場東邦にしては珍しく速さと比が出題され、難度もかなり高いです。(2)を正解できれば大きなアドバンテージとなったでしょうが、おそらく正解できた受験生は少なかったことでしょう。
そんな平成25年の出題において合否を分けたのはの作業力です。

以下、(3)を詳細に見ていきます。
なお、ここでは敢えて状況を細分化していますが、もっと効率的に解くことも可能です。

(3)
該当する4人の合計点は5×4=20点。
Bの□点、Cの△点を除いたA・D・E・Fのうち、E・Fの5点は最高・最低にはなりえないので、必ず点数に含まれる。
したがってE・Fを除いた20-5×2=10点を場合分けして考える。
(7,△,□,3)から10点を作る方法は
【1】
(7,3の時)
△=8,9,10の3通り
□=1,2の2通り
3×2=6通り
△と□が逆の場合もあるから、6×2=12通り
【2】
(7,△=3の時)
□=7,8,9,10の4通り
△と□が逆の場合もあるから、4×2=8通り
【3】
(3,△=7の時)
□=1,2の2通り(3は【2】で含んだ)
△と□が逆の場合もあるから、2×2=4通り

【4】
(△,□の時)
(△□)=(4,6)・・・2通り
(5,5)・・・1通り
2+1=3通り

よって
12+8+4+3=27通り

『算数の合否を分けた一題(2013年度)』 >> 1 2
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