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理科の時期別学習法の提案

開成中入試対策・時期による理科の学習法の提案(6年生)後半

6年生 後半

ここからは過去問演習と知識の追加が中心になります。まず毎日15分、知識物の時間を作ってください。四谷大塚生は四科のまとめ、サピックス生はコアプラスでよいですが、日能研生はメモリーチェックでは足りません。追加テキストが配られればそれでよいですが、ない場合は「教養のための理科/受験編」か、最高水準ノートがよいかと思います。最低三回繰り返して、1冊を完璧に覚えてください。動植物の名前、実験器具、水溶液や金属は最重要です。たまに詳しい知識も出る上、ライバルの知識量も多いですから、差をつけられないために、あるいは少しでも差をつけるために、出ない知識はないと思って、ひとつひとつ確実に覚えていってください。

過去問は10年分を2巡させてください。3巡目は、1回2回目で間違えたところだけでよいです。過去問を解く際、選択の理由があいまいなものは解いている段階でチェックして、正答誤答に関わらず直しの際に理由を確認することが重要です。あいまいな理解で開成中学の入試に臨んでもらうわけにはいきませんので、私の授業ではしつこくチェックが入ります。たまに難問もありますので、解説を読んでも分からない問題が出るかもしれません。必ず解決するようにしてください。私の授業ではこの時期、「着眼点」と「使う値や材料の処理のしかた」に重点をおきます。

クセのない問題ですから、他校の過去問で練習するのも有効です。計算問題に不安がある場合は早稲田や芝、読解なら海城、全般的な練習なら浅野や東邦大東邦、市川、世田谷学園などがよいでしょう。

模擬試験は出来る問題を確実に、が最重要です。時間配分を考え、出来る問題を見つけ出し、持っている力で最大限の得点をしてくる練習です。そして、解きなおしで穴を埋めていってください。

塾での演習や宿題、模試では開成中学では出題されない長文の記述問題があると思います。これに自宅で時間をかける必要はありませんが、知識としては役に立ちますので、ざっと復習するのがよいと思います。

過去問、塾のテキスト、模試で出てきた知らない知識は知識ノートにどんどん書き加え、詳しいノートにしていってください。直前期に見直すとこれだけやってきた、という自信にもなるはずです。

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